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新高塚小屋〜(大株歩道)〜(トロッコ道)〜荒川口=安房。
| 新高塚小屋 | 6:48発 | 4:30起床。フリーズドライの牛飯で朝食。食後はアストリアのスティックコーヒー。 高塚小屋まではピークを2つ越して行くことになるが、今日の行程は基本的に”下り“と考えると気が楽になる。 |
| 高塚小屋 | 7:50着 | 小屋の前のベンチにて休憩。テントが数張あるが、住人はいない様である。空荷で宮之浦岳の往復であろうか。 |
| 7:55発 | ||
| 縄文杉 | 8:07着 | 高塚小屋からほとんど起伏のない道を進むと左手に東屋が見えてくる。縄文杉まで後わずかである。 縄文杉には“展望デッキ”なるものが3年前に設置されている。根の保護の為だそうである。第1回目の訪問時にはまだ設置されておらず、真下から縄文杉を見上げられたのだが...。展望デッキ上からでもその迫力は十分で、視点が高くなった分、縄文杉を近くに感じられる。 写真を撮ってばっかりだったので、”休憩”とはちょっと違ったかも。 |
| 8:20発 | ||
| 大王杉 | 9:04着 | 縄文杉のすぐ下の涌き水で喉を潤すと同時に水の補給。道は小さな起伏を繰り返しているが、確実に高度を下げている。木の根が出ていたりするが、基本的には歩きやすい登山道である。 右手に夫婦杉を見て、整備された階段を下る途中に大王杉がある。ここには4畳半程度の休憩用のデッキが整備されている。テントを張りたくなる場所だが、そばに水場はない。カロリーメイトとチーズで空腹をなぐさめる。 |
| 9:26発 | ||
| ウィルソン株 | 10:28着 | 大王杉から休み休み下ること約1時間。大勢の人の声が近くなってきた。ウィルソン株である。縄文杉の次に人気のある山中のスポットである(と、筆者は考えてるが...)。株の中は3畳程度の空間があり、そこに小さな社と泉がある。この涌き水もまた”旨し!”なのである。 |
| 10:48発 | ||
| 大株歩道入口 | 11:12着 | さらに道は下っている。土が流れていて木の根が剥き出しになっているが、特に問題はない。ぐんぐん高度を下げていく。すると、激しい水の音が近づいてくる。大株歩道入口だ。ここからは旧林業鉄道の軌道跡を歩くこととなる。旧軌道は安房川の対岸へ繋がっていた様だが、橋は既に撤去されている。橋桁の脇から川へ降り、水を汲む。ちょうど昼時。スパゲティを調理する(もちろんインスタント)。これまで着ていた雨具を脱ぐ。 |
| 11:48発 | ||
| 楠川別れ | 12:53着 | トロッコ道は軌道間に5m程度の板が渡してあり、歩きやすいが、無い所は枕木の上を歩くことになる。なんたって林鉄である。間隔は特に一定ではなく、歩くリズムを掴むのが結構難しい。 事前の計画では楠川別れから辻峠を越えて白谷小屋であったが、天気が危うそうであったことと、登りたくなかったので荒川口を目指すこととした。 |
| 13:04発 | ||
| 小杉谷集落跡 | 13:28着 | ほとんど休憩なし。安房川を渡る鉄橋に足を踏み入れる前の一呼吸と言ったところ。この鉄橋が結構緊張感がある。両側に柵が在る訳ではないので、バランスを崩したら、20m下の安房川の急流の中である。 |
| 13:30発 | ||
| 荒川口 | 14:16着 | 予想通り雨模様となってきた。霧雨であるが。再び雨具の着用となる。このトロッコ道は時折ディーゼル機関車が通行しているようである。注意を促すたて看板が数カ所に設置されている。小さな橋を渡り、入組んだ谷を出たり入ったり、素堀のトンネルをくぐるうち、荒川口に到着である。 |
| 荒川別れ | 屋久杉ランドからのバスには間に合いそうもないので、駐車中の方にヒッチハイクをお願いする。幸い、快く引き受けていただけたので、助かりました。全然知らないおじさん4人組も便乗してきました。バス停で降ろしてもらったんですが、助手席に帽子を忘れてしまったので、バスには乗れませんでした。車は屋久杉ランドに行ったので、降りて来るのを待ち、再び乗せてもらい、安房まで下ろしてもらいました。 | |
| 安房 | 安房に着いた途端、観光案内所に飛びこむ。宿の確保のためだ。予定より2日も早く下山したので、2泊分確保しなければならない。本日分は昨年お世話になった”水明荘”さんに、もう一泊はYHに近い”海友”さんと決まった。 水明荘は宮崎駿一行が”もののけ姫”のロケハンに来た時に利用した宿で、玄関に色紙が飾ってある。 |