Last Updated 01-08-30
近ごろ周りでオタクもの
〜友人K(OL)登場〜
私のページに出てくる登場人物は、うちのかみさんを除いて男ばかりですが、それは、私が男好きだと言う訳ではありません。
女の人が好きなのですが、そういえば、女の人のオタクって、あんまりいないですよねぇ。
それって本当でしょうか? 今回は、そんなお話です。
私の同僚に、Kさんという女の人がいます。明るい性格で、ファンも多いと聞きますが、彼女には、どうも隠された秘密があるようなのです。
それは、ある会話から始まりました。
「週末に、シナボン食べたんですよ。メチャウマでした。」
シナボン?何じゃそりゃ?
そう思っても一応仕事場では薄学、いや博学で通っている私です。「シナボンって何?」とはおいそれと言えないのです。
という事で、家に帰って調査を始めました。インターネットの検索で、だいたいこのような知識をにわか仕込みで仕入れました。
次の日、
「シナボンだけどさぁ..」
「はい」
「あれってさぁ、、○◎×△...って感じだよね〜」
(いかにも前から知っていたようなフリをして..[参考文献])「そうです。すごいですね。でも、どこで調べたんですか?」
「インターネットだよ」
出ました。天下の宝刀、「インターネット」。その頃の事務所の雰囲気から考えて、これほどインテリジェンスのある言葉もありません。
「インターネットは便利だよね〜、検索を使えるようになると仕事でも使えるよ〜」と、余裕をぶちかます私。性格の悪い奴。
が、
彼女は、そんな言葉を全く気にかける事無く、
「あの店にはシナボンのほかにピーカンボンや、アップルボンもあります。どれもおいしいですが、やはりシナボンが一番おいしいですよ。」
さらに
「スターバックスに『シナモンロール』というのがあります。あれに似た味ですが、シナボンよりシナモンの量が少なめです。やっぱりオリジナルにはかないません。」
「...。」
「ドラえもん」でよく出てくるシーン。ジャイアンにいじめられたのび太が、「ドラえも〜ん」と泣きながら帰るシーン。
ということで、私の知識のドラえもん、友人N登場。
週末、私があまりにも「シナモンロール」と騒いでいるので、友人Nがシナモンロールをお土産に私の家にやって来ました。やっぱり、持つべきものは、オタクの友人ですね。
で、早速試食。
「甘い、なんじゃこりゃ? それに結構量が多いぞ。」
スターバックスの甘い物は、コーヒーとあわせる事を前提にしていると見え、そのまま食べると甘すぎるのです。
結局、コーヒーのない私は二度に分けてシナモンロールを完食しました。
「そういえば、ミスタードーナツにも似たような物があるぞ。」
「何?」
もらった、それ!そうかぁ〜、ミスドウか〜。池袋のシナボンでも、スタバでもない、言うなれば、白昼の死角のような庶民的なファストフード。更に、彼女に対する事前のリサーチでは、雑誌に出るような店には強いが、ファストフードにはからきし弱いという結果もあるんだぞ、こっちには。
「勝てる」そう確信して翌日のラウンドに備える私。(アホか?)
次の日...
「おはよう」
「おはようございます」
「そういえば、(どこがそういえばだ!)シナボンの件だけどさ..」
「何でしょう」
「ミスタードーナツにも同じようなものがあるんだってさ..。」
「ええ、知ってます。既に実食済です。」
.。
..。
...。
....。
.....撃沈!
負けだよ、敗け!しかも、野球で言ったら100対0ぐらいの圧倒的負け!
インターネットも相手の研究も実食もみぃ〜んなムダ!なっしんぐ!
「ファストフードが苦手と言っても甘い物は別ですよ..。」
だとさ。
..そうか、それならば私にも奥の手がある..。
名前、付けるぞ。
「友人K(OL)」
これで君もオタクの仲間入りだ。おかしオタクだ。
友人Nを初めとして、友人T、友人O、後輩Oなど、楽しい仲間が揃っている。ようこそ!
それにしても、「類は友を呼ぶ」っていうけどさ、どいつもこいつも、どうして私の周りにはこういうのばっかり集まってくるんだ!(爆)