事跡: 康平5(1062)年春、陸奥守補任(『扶桑略記』) 播磨守高階明順男。範永と交わした贈答歌が『新古今和歌集』に残る。新古今集に1首のみ入集。 高階経重の和歌 『新古今和歌集』第九、離別 陸奥に介にて罷りける時、範永朝臣のもとにつかはしける 行末に あふくま川の なかりせば いかにかせまし 今日の別れを 返し 範永 君にまた あふくま川を 待つべきに 残すくなき 我ぞかなしき
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