なんで自治が必要なのかな？
　それはね、自分たちのことを自分たちで決められなかったら、不便なことがいっぱいあるからなんだよ。例えば、大学は学問をするところらしいけれど、ずっと昔は、国が「あれはやってはいけない、これをやったら逮捕するぞ」といって、自由に学問ができなかったんだ。それじゃあまりにつらいから、今度は学問を誰からも文句をいわれないでやれるといいね、っていうことになったんだ。これを「学問の自由」というんだ。これはね、憲法っていう日本の法律の大親分みたいなものにもちゃんと書いてあるんだ。憲法っていうのはね、国が守らなければいけない「約束」ごとなんだ。国はここに書いていないことやここにやってはいけないと書いてあることはできないんだ。そして学問の自由を守るためには大学が自分たちのことを自分たちで決められないと困るよね？それで必要になるのが「大学自治」と呼ばれるものなんだ。
　そして大学には先生だけでなく、職員さんや学生もいるわけで、学生だって大学を支えていきたいんだよね。だから学生も大学自治を担おうと思うの。これが「学生自治」だよ。
　それから自治はね、もちろん大学自治だけじゃなくて「地方自治」ってのもあるよね。大学自治は憲法に書いてないけれども、これは憲法に書いているんだ。地方自治は民主主義の学校っていうんだって。これはきっと、自分たちのことを自分たちで決めていくってことが民主主義の基本ってことなんだろうね。というわけで、「自治」がどんなものかわかってもらえたかな？

　今、学生自治はどんどん無くなっているんだって！それどころか「大学自治」そのものが無くなるかもしれないんだって！？　なんでなんで？そんなの悲しいよ。どうして自分たちのことを自分たちで決めることができなくなってしまうのかな？　そのことについては別のページで書いてあるみたいだよ。探してみてね。

　このサイトをつくっているのは、１，２年生の為の前期自治会、３，４年生の為の後期学生会、そして院生のための院生自治会の三団体なんだよ。そのほかにも、部活やサークルの為の団体や応援団、新聞部、一橋の学園祭を担っている委員会などが集まっている「自治団体連合」というのもあるんだ。