詩のコーナー

「タウン」

僕らを 地元に帰してよ  この街は とっても遠いから  こんなにがんばってる 君がいる

必ず地元に帰るんだ  残業になる 明日になると   嘆く君が

若いくせにさ 体がボロボロなんて情けないよね

街になれると忘れてゆくけど   ふるさとはいつでも僕らを待っててくれる

僕らが 地元に帰ったとき   仲間で 喜びを分かち合おう

こんなにがんばっている僕もいる   一緒に地元帰ろうよ

 

「いつもの光景」


一日のはじまり なにげない光景
ひとつひとつが
今となっては
なつかしい思い出
いつもの時間
いつもの電車
いつもの車両
いつもの乗り換え
いつものバス行き
様々ななんの変わりのない
毎日が
今となっては


「人は」

人は
皆、様々な環境の中で育っている
だから同じ人はいない
誰もが 誰かの影響を受けて
生きている本当の自分は
どこにいるのか そんな事を考えた
ことはあるだろうか
僕ら人はなにもない
なにもないから
少しずつ変わってく
色々な変化をしてく
そこに一本の
本質があるのだろうか
僕たち人は
同じ考えはいない
だから対立する
だから悩む
悩んで苦しんで
どうしようもない時
何かにやつあたりしたくなったりもする
僕たち人間は
憎しみあったり
しなければならないだろうか
そのとき流れる涙に
虚しさがただこみあげる


「すぐそばにあるもの」

夢を見ていました
遥かな想い
遠くを見ていました
そのせいで近くが見えませんでした
いいえ、見えていたのかもしれません
すぐそばのことに
あまりに近くて
無関心だったのです
ある時 ふと我にかえり
気づいたのです
こんな近くに
あったのです

 

「いつまでも続かない」

楽しいと悲しくなる
そうさこの幸せはいつまでも続かない
だから恐れる
考える
考えて 考えて
眠れなくなる
恐怖の中で暮らしてる
だから楽しいのに楽しめない
わけも分からず腹が立つ
抑えきれない感情を
どこへぶつければいいのか
答えも出せずに
苦しんで 苦しんで 
そんな 自分に意味を持てなくて
なぜここに
なんの意味があるのか
結論が出ない
迷路に僕はいる
明日もこの 気持ちは続くのか

「生きていくと言う事」

君に会うために
今まで生きてきた
君がいなければ
意味がない
君がいなければ
自分もいない
生きていくと言う事を
君に教えてもらった
だから
今はただ
このまま
ずっと
ずっと

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