油絵講座2「風景を描く」

今回の題材は「上高地の風景」です。バックは現地にスケッチに出かけたときに採集した砂を マチエールとして混ぜて仕上げることにした。
また、砂目の雰囲気を行かしてやわらかな山の空気感が 残るように仕上げることに心がけることにしました。


地塗り



キャンバスに地塗りをする。 今回は、アクリルジェッソに現地で採集した砂を混ぜ込んで、画面のほぼ全体を砂目のマチエールに仕上げる。
手前の梓川は水面の雰囲気を残したいのであまり砂を乗せないようにした



下塗り




地塗りの砂目を気にせずオイルでよく溶いた絵の具を塗り込んでいく。
砂目には色が中まで付きにくいので。筆を立てるようにして塗っていく。




描き込み




大まかなバックができたところであらためてスケッチを行う
ここでは全体のバランス見ながら木々配置やそれぞれの ボリュームを決めていくようにしたい。




描き込み2


砂目の奥に入った色はこのまま生かすかすようにしたいので気を付けます



また描き込んだ木々が収まりがよいかどうか背景の色でつぶしたり しながら描き足しや削除を試みましょう。

構図の修正など大きな変更はこの段階で済ませてしまうように、 十分に眺めて検討しましょう。
この中間点が仕上がりを大きく左右しますよ。

描き込み


この先は砂目の表面を筆がなでていくような感じで描き込んでいきます
下地の色が点々と透けて見える感じが画面にフィルターをかけているようになります
加えてこのあたりでは、全体の収まりを見ながら各部分の前後関係や明暗の調子など、 少し離れて眺めながら対象の雰囲気が最初にねらった方向性通りかよおく検討しましょう。



仕上がり


どうでしょうか、仕上がり近くでは再度全体色の色調に気を付けましょう左右の濃淡のバランスや、 主題の山・木々・河ものバランスが生きてきているかなどこまかに検討しましょう。

さあ、では額に入れてみましょう、額に入れることでさらに絵の収まり具合がよく分かるようになります。

下塗り開始から5時間、初秋のやわらかな山の感じが出たでしょうか。。
マチエールは計算外の効果が得られます色々試した見てはいかがですか。


今月の画材
油絵基本セット+キャンバスF10   11800円





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