02月「カンセツ」




コンコンッ

ガチャッ

「アイス買ってきたぞ〜」
「う〜ん」
「ほら、起きんと食えんぞ」
「うん」

ゴソゴソ

「どうだ、調子は?」
「なんか腰とか痛い」
「そうか。風邪だと節々が痛くなったりするからな」
「そっかぁ」
「まぁアレだ。入試の後でよかったな」
「うん」
「これ食って寝て、早く元気になれ」
「ありがと」


「ん〜、もぅいらないや」
「なんだ。半分も食ってないじゃないか」
「おいしいけど、もぅいらない」
「そうか」
「ごめんね」
「いや、構わんけど。残り食っちゃうぞ」
「え?」
「この季節にアイスってのも悪くないな(ぱく)」
「・・・・・・(じー)」
「なんだ?欲しいのか?」
「やっぱり、も少し欲しい」
「なんだかなぁ。ほれ」
「うん(じー)」
「なんだよ?サジ見つめて」
「・・・なんでもない(ぱく)」
「ま、アイスだとしても食えるんなら大丈夫だろ」
「うん」
「じゃあもう寝ろ」
「あ、お兄ちゃんは?」
「自分の部屋にいるよ。何かあったら呼びな」
「どうやって?」
「んー・・・しょーがねぇなぁ。ココにいてやるよ」
「へへ〜♪」
「じゃ、部屋に暇つぶしの本か何か取りにいってくるわ」
「うん。お兄ちゃん――」
「ん?」
「ありがとね」


つづく

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