SYSOP
△追憶それは、昭和46・47年のことであったと想う。 東日本のY県の奥地に、家族と一緒に赴任した。仕事は森林の維持管理 に関することで、事務所兼住宅の高床式一軒屋である。 上流は国立公園で、隣接するN県を含めて、この辺りの山岳地帯周辺は、 よくイワナが釣れる所として知られていた。 赴任したのは、前年の45年の夏のことであったので、その時は、釣りは出来なかった と想うが、翌春までのシーズンオフの間に、いろいろと地元の方々から、 仕事のことは勿論のこと、豪雪地帯での生活の仕方や、またイワナ釣りについても、 懇切丁寧なお話を伺ったものであった。 なにせご当地には、イワナが沢山生息しているので、餌釣りではもどかしくて釣りに ならない、とのことであった。専ら毛ばり釣りである。 <写真提供:のりちんの野外活動日記> |