大湯環状列石:Aどこに住んでいたのか? |
△舌状台地の地層 では、舌状台地の地層はどのようになっているのだろうか。 次の写真は、前記土留工の近くの地層を写したものである。黒土の下は、ザラザラし た小石混じりの砂礫(砂利)の層である。 |
[地図上の位置→] (H18.04.16)
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△大湯環状列石付近の地層 ところで、大湯環状列石のある舌状台地の地層は、どのようになっているのであろうか。 鹿角市教育委員会「特別史跡大湯環状列石発掘調査報告書(22)」の発掘調査区の地質 柱状図によると、 @黒い土の層としては、 表土(黒色土) 大湯浮石層 列石遺物含有黒色土 申ケ野軽石質火山灰層 で、これらの厚さは1〜2m A小石混じりの砂礫の層としては、 砂礫層…鳥越軽石質火山灰層(二次堆積物) で、これらの厚さは、15〜20m B軽石・火山灰層としては、 軽石・火山灰層…鳥越軽石質火山灰層 で、これらの厚さは、2〜3m C泥炭層・砂礫泥層としては、 泥炭層・砂礫泥層…高市軽石火山灰層(二次堆積物) で、これらの厚さは、10m以上 となっている。 つまり、写真の黒い土の部分は上記の@、同じく写真の砂礫の層は上記のA以下の層 と云うことになろう。 (H18.04.17)
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