★H13.10.01 [追伸]〈タカネママコナ〉 早々のお返事ありがとうございます。 名前がわかってとってもすっきりしました。 木曽福島の城山自然遊歩道はとてもすばらしかったので、機会があればまた訪れたいと 思っています。 来年の夏にもう一度タカネママコナに会いにいきます。 いろいろ詳しい説明ありがとうございました。 追伸、またお聞きしてもよろしいですか? MK [回答]H13.10.01 こんにちは メールありがとうございます。 山と渓谷社『日本の高山植物』によりますと、 「ミヤマママコナ(深山飯子菜)」基準標本/日光 北海道西南部と本州の山地帯〜高山帯下部に生える1年生の半寄生植物。高さは10〜50 センチになるが、亜高山帯上部から高山帯にかけては15センチ位のものが多い。葉は対 生し、長さ2.5〜6センチ、幅0.6〜2センチの狭卵形又は長楕円状披針形で全縁。先はと がり、基部は細くなって短い柄に続く。両面ともまばらに毛がある。上部の葉腋に紅紫 色の花が1個ずつつく。花の基部の苞は葉状で、卵形〜狭披針形で全縁。花冠は長さ約 1.5センチの筒形で唇状に2裂する。下唇ののどの部分に黄色の斑点が2個ある。花期 7〜9月、分布日本固有 「タカネママコナ(高嶺飯子菜)」基準標本/本州中部 秩父山地、八ガ岳、南アルプスなどの亜高山帯〜高山帯に生える。ミヤマママコナより やや小型で、高さは10〜30センチ。葉は長さ1〜3センチの披針形〜広披針形。花は黄白 色で長さ約1センチ。下唇には黄色の斑点が2個ある。 ◆基本種の「シコクママコナ」は中部地方以西、四国、九州に分布し、苞の縁に刺状の 鋸歯がある。変異が多い。 お送りいただいた写真と、以上の記述を勘案しますと、「タカネママコナ」であると思 います。 「本州中部」の定義については、広辞苑CD-ROM版によりますと、 ちゅうぶ‐ちほう【中部地方】 日本の本州中央部の地方。行政上、新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡 ・愛知の9県に分ける。また北陸・中央高地・東海の3地方にも区分される。中部日本。 以上、失礼します。お元気で自然探索をお楽しみ下さい。 参照リンク [緑道楽/野生植物個別データ(胡麻葉草データ)] [質問]H13.09.30 こんにちは。 A県K市在住のMKと申します。 数か月前から植物に興味を持ち、日曜祝日になると近場の林や森に出かけ、家にある図 鑑を1ページ目から根気よくめくり、見てきた植物の名前を調べています。 8月26日は木曽福島の城山自然観察路へ行きました。 そこで見た白いママコナの名前が知りたいのです。 持ってる図鑑には載ってないのです。 いろいろ問い合わせた結果、タカネママコナとミヤマママコナとに意見が分かれました。 本当はどちらなのでしょうか? それから、このホームページに書かれている分布区域の「本州中部」とはどのあたりの ことですか? 本州中部に長野県の木曽福島は入るのでしょうか? デジタルカメラで撮ってきた白いママコナの写真もお送りしますので、よろしくお願い します。
★H13.09.17 [回答]〈ブドウスカシバ〉 こんにちは メールありがとうございます。 自分も最近まで川釣りや海釣りを楽しみました。 今年は川釣はしていません。 お尋ねの釣餌は、若い頃用いたような記憶があります。 釣の本によると「ブドウ虫」の名だけ記載されています。 普通、イワナやヤマメは、ブドウ虫とか、イタドリ虫(サシドリ虫とも)で釣るとよく 釣れると云います。 こられのことを勘案して手元の図書で調べたところ、次のように記載されています。 [万有百科大事典(小学館発行)] ブドウスカシバ(葡萄透翔蛾) 昆虫綱鱗翔目スカシバガ科の1種。開張29〜34o。体は黒色、腹部に2〜3の黄色帯 があり、前ばねは赤褐色。幼虫はブドウやエビヅルの枝などに食入し、枯死させるこ ともある。この幼虫は「エビヅルの虫」といわれ、釣りや小鳥の餌に利用されている。 日本全土に分布する。 以上、参考にしていただければ幸甚です。 ではお元気で 参照リンク [10こんにちは昆虫たちよ〈有用昆虫〉] [質問]H13.09.16 貴重なホームページに巡り合いまして、大変助かっています。 いろいろと参考にさせていただいております。 自分は、N県森林インストラクター会に入会している者で、森林インストラクター2年 生の初心者です。 今の所、自分のお客さん相手にフィールドに向かうという所までは至ってはおりません。 そこで、勝手ながら身近な事で教えていただきたい事が有るのですが、よろしいでしょ うか? オオイタドリの茎の中に生息する、長さ2〜3cmの幼虫はなんでしょうか? 釣り人が、よく餌に使う幼虫です。 また、この昆虫の生態などご存知でしたら、ご教授ください。 宜しくお願いします。[次へ進んで下さい]