△古事記 中巻 神倭伊波礼毘古天皇(神武天皇)
 
〈兄師木・弟師木を撃つ〉
 また、兄師木(えしき)・弟師木(おとしき)を撃とうとされるときに、軍隊が少しの 間疲れていた。
 そのときの大御歌(おほみうた、御製)、
「楯並めて 伊那佐の山の
木の間よも い行きまもらひ
戦へば われはや飢ぬ
島つ鳥 鵜養が伴 今助けに来ね」
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