ここで云う「家巡り」とは、私だけがしたことである。 まず、私の家の奥座敷には神棚が飾られており、他所の家ように、 床の間がない、掛け軸も掛けられていない、また仏壇もない。 そんなことで、他所の家の中を探検することを考え?出したのである。 その家に病人がいたり、特別な事情がない限り、ほぼ全部の家の中を 探検したような記憶がある。戸口をくぐり、まっすぐ奥座敷へ行って、 床の間辺りを見回し、戻りながら家の中をみて、無言のまま戸口から出る。 でも何故か、その家の人には怒られなかったが、 母には叱られたことがあったようだ。 |
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