「松館今昔:松館の共同作業」

胴突きつき

 家を新築するとき、田んぼの上などは柔らかいので、地面を固める 必要がある。
 そのとき、大きな臼のような丸太状の物を、数人がかりで、それぞれ縄の端をつかんで 持ち上げ、一斉に「ドン」と落として、地盤を固める。 これを胴突きつき(ドンヂギチギ)と云った。
 
 確か、ドンヂギチギとか、棟上げとか、屋根葺きとかは、共同作業であったと 記憶しているが……。
 
 ここ鹿角辺りでは、「ヨイトマケ」と掛け声を掛けたのかは定かでない。 別の掛け声、「ヨイサッ」とか、「ドッコイ」とか?……。

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