「松館今昔:菅原神社のこと」

奉納神楽「松館天満宮三台山獅子大権現舞」

△参進
 さて、ここから「松館天満宮三台山獅子大権現舞」について説明したい。
 
 このお祭りのときの「参進」とは、宮司宅から、1km余ほど離れている菅原神社まで、 祓主(神職)、楽人、神饌・神具などを捧持した氏子たち、宮司、神社本庁献幣使、 一般参拝者や地元の幼稚園児たちが行列を組んで渡御をすることである。
 秋田県指定無形民俗文化財「松館天満宮三台山獅子大権現舞」は、このときから 演じられる(奉納される)。
 
1 参進 午前十時
@宮司宅において、宮司以下祭員・献幣使・楽人(全員氏子)・氏子 (神社責任役員兼総代)等一同、参進開始に当たり一拝する。
A「渡御の曲」を三節奏でる。
B参進を開始する。
 
2 渡御
@宮司以下、本殿へ参進する。このとき氏子たちは、口に斎紙(いみがみ。口紙とも) をくわえる。
Aこの間、「渡御の曲」を奏でる。

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