「松館今昔:菅原神社のこと」

神社の維持管理

@精長卿が天満大自在綱乘天神宮を造営したとき、三帝山(三台山とも) 松舘寺(法光院法印)が別当を仰せつかった。
 「別当」とは、本職(である松舘寺の寺務)以外に、他(菅原神社)の職務 を担当することである。
A基本財産や献穀田などは、ときの舘主(精長卿)、役人(下田河内(勘解由カゲユとも))、 事業の成功者(例えば山崎重次郎氏など)等々が寄進してきた。
B維持修繕などは、氏子が担ってきた。
 
 因みに、松館の宗教法人「菅原神社」を代表する者は宮司であるが、宮司以外には、 @宗教的な職務を行う「総代」と、A神社の維持管理を担う「責任役員」とが 置かれている。
 現在、総代は3名で、責任役員が兼務している。責任役員は、慣習により、 松館部落自治会の会長、総務担当、文化担当の3役員が、 その任に当たることになっている。
 したがって、松館部落自治会は、祭典経費などを含め、 神社の維持管理一切を賄っている。
 なお、お賽銭は自治会の収入、お札などの頒布は宮司が取り扱っている。

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