[森の中へ] |
生きているalive [生きている] 生きている森の中は活きている 春夏秋冬日夜停まらず 15.10.31
生きている森は全てを隔てなく 拒まず優しく受け入れるのみ 生きている森は全てを隔てなく 拒まず優しく受け入れるのだ 生きている森は分け入る全てをも 差別はせずに優しく包む 生きている森は恵みを公平に 分け入るものに授け与える きょうの森昨日の森の恵みには 濃いか淡いか時処位の如き 朝の森瞳の如く強けれど 夕べの光は甘く漂う 朝露の森は乙女の瞳なり 夕べの光は甘く漂う 頂きの森の朝露まだ冷たい わが心清かにそして熱くに ブナ森の清水に育つ若岩魚 流れ下って滝壷に競う ブナの森高らかに歌う蝉たち 吾には静寂の響きなり 吾ここに分け入る森の小半日 雷光一瞬の悪戯に似る 分け入った生きている森吾のみか 今は邪魔者になりたくはない 生きている森は全ての物を拒まず受け入れる 森は分け入る物を差別はしない 全てにその恵みを与える 生きている森は、全ての物に公平にその恵みを与える 森の恵みの濃淡は、其処にある物の時処位によって異なる 森の中に分け入った物は、その恵みを上手に享受することによって、満足感を得る 従って、この森では、宇宙の営みの中で、時処位を謳歌しているのである この森は宇宙の営み中で 時処位を謳歌している 森は何故吾を拒まず受け入れるのか それは一瞬の出来事なのか 森は吾を必要としない、ただ邪魔になるだけか 15.11.01 |