夜明島渓谷探勝のしおり

夜明島の伝説

 伝説も物語となっていて、広くは昔話とすることはできますが、ある一定の場所との かかわりでできており、昔話で終わることのないものであります。
 昔話は、各地に同じような内容でありながらどこか違っていて、どこにでもある場合 があります。また、内容は子どもへの子守りへの話や、いましめであったりすることが、 多いのが特徴だと思います。
 
 東北各地にもアイヌ語でないかとして残っている場所が数箇所あります。漢字の当て 字のないものは、八幡平のなかでもトロコなど、カタカナ文字で表されているものです が、夜明島もアイヌ語でないかとしています。
ヨ:非常に、
アケ:神々しい、
シマ:きれいなところ

とすることができます。
 
 鹿角市内においてもトロコのほか何ケ所かカタカナ表記の場所がありますし、漢字表 記になっていても、アイヌ語に漢字を当てはめたと見られる言葉を感じる地名が多くあ るように思います。

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残された秘境
 夜明島渓谷は、十和田八幡平国立公園にも森吉山県立自然公園にも編入されることな く、独自で景勝を保っております。それだけに隠れた秘境であり、残された大事な自然 であります。
 この大事な自然に、持参した食べ残しや、持物を置いて捨ててくることのないように しましょう。