鹿友会誌(抄)
「第四十四冊」
 
△御製……古歌……
 明治天皇御製
 其ノ一
  おごそかにたもたざらめや神代より うけつぎ来たるうらやすの国
 其ノニ
  くろがねの的いし人もあるものを つらぬきとほせ大和だましひ
 其ノ三
  産みなさぬものなしといふあらかねの つちはこの世の母にぞありれる
 其ノ四
  すめらぎのみ国の為めと万民 よろづのわざにきをう御代かな
 
 奈良時代某歌人
  御民われ生けるしるしありあめつちの 栄ゆる時にあへらく思へば
 
 二宮尊徳の歌
 其ノ一
  音もなく香もなく常に天地は 書かざる経をくりかへしつつ
 其ノニ
  天つ日のめぐみ積みおく無尽蔵 鍬で掘出せ鎌で刈取れ

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