鹿友会誌(抄)
「第二十二冊」
△亡友追悼録
○櫻田潔君
櫻田潔君
も亦尾去澤の出身なり。弱冠にして東京工手学校に入学せられ、卒業後は新進の知 識として、郷里に職を得られしが、中道病の故を以て遂に、郷党の間を去りて加養せら れ、一時少康を得たれども、天、君に年を仮すことなく、異境横浜に忽焉として逝かれ ぬ。君が令弟高橋文雄君去りて幾許ならざるに、今亦君を亡ふとは、天の無情、之に若く ものあらんや。!
「想起す故人十三氏」
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