鹿友会誌(抄)
「第十一冊」
 
△死亡会員
賛成員豐口木曾彌君、君は弱冠教育界に人となり、中年、身を政治に委ね、町会郡会県 会の諸議員に選挙せらるゝこと数を重ね、尚ほ今後社会のため成す所、大ならんと期せ られ居りしが、郡会議長を最後の務めとして永眠せられたるは、本会員一同の遺憾とす る処也、君の終生公的生活を営み、公共事業に奔走せられたるは事新しく、呶々の要な き処なるべし、可惜哉。

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