GLN 鹿角のあゆみ「拾読紀行」

小坂鉱山元山ダム欠潰

 明治四十年九月十七日、小坂鉱山元山ダムが欠潰し、大谷地から町内にかけて水害、 火災が起る惨事が起きた。流失家屋一六〇戸、罹災者一千余名、死者五一名、負傷者 八三名の大損害であった。
 当時鉱山庶務課をやっていた石井漠(後の舞踊家、山本郡下岩川出身)は、 「小学校の講堂に死体を収容したが、私はその番人をやらされた」と語っている。
小坂町 栗山小八郎談

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