5702尾去オサリの権現様ゴンゲンサマ(尾去) 参考:鹿角市発行「陸中の国鹿角の伝説」 尾去の海沼別当(神官職)の先祖は公家クゲの菅原右京氏康ウキョウウジヤスと云う人で、都 から故あって下って来た人と云われています。 その子孫が尾去沢オサリザワの蟹沢ガニサワの海沼館に最初に移って来て、住んでいました。 その後、八幡平石鳥谷の竹鼻タケハナと云う処に移って暮らしていましたが、文永二年( 1265)に尾去のお寺の坂道の途中の処に移って来て、暮らしていました。 ところが延享四年(1747)に別当の家が火事になりました。 このとき別当が奉っている権現様が宿っている紺色コンイロの布キレが不思議にも焼けない で、風に吹かれて、お寺の大きな杉の木に引っかかりました。 それで権現舞に出掛けるときは、まず最初にお寺の庭で舞を舞いました。その後で、 他の村へ出て、廻って歩きました。 関連リンク 大森親山獅子大権現舞奉納神社「八幡神社」