03 真金山マキヤマ鉱山の伝説(夜明島) 参考:八幡平地区連合青年会発行「むらのいぶき(八幡平の民俗)」 桃枝ドウジから1qばかり登ると、夜明島ヨウケシマ渓谷の入口にたどりつく。 そこから北方の山が真金山である。真金山鉱山の戸数は一千戸とも言われ、金山とし て栄え、全盛時代ははっきりしていないが、徳川家康が全国の金山を探索したことは有 名であり、その頃には真金山鉱山はあったものと思われる。 沢の入口から約1.5q登ると、松本屋敷といわれる小さな平地があり、明治二十年頃ま で人が住んでいたと伝えられている。 この松本屋敷跡から左の沢に登り行くと大葛(北秋田郡比内町)に出る道路にあたり、 当時比内に通ずる大切な役割を果たしていた。 真金山には、今でも石堂(墓碑)が建てられておりその面影が偲ばれる。 [地図上の位置(真金山)→]