鯨飲馬食(げいいんばしょく)。 解釈:多量に酒を飲み、大食すること。 類義:暴飲暴食(ぼういんぼうしょく)。 蛍雪(けいせつ)。 解釈:苦学。辛苦して学問に励むこと。中国晋(しん)の車胤(しゃいん) は貧しくて灯火の油が買えず、蛍の光を集めてその光で書を読み、孫康(そん こう)は雪を集めてその光で書を読んだ故事による。 用例:蛍雪の功を積む。 鶏鳴狗盗(けいめいくとう)。 解釈:鶏の鳴き真似をして人を騙したり、犬のようにこそこそと物を盗んだ りする卑しい者。小才覚(こさいかく)のある者のこと。中国孟嘗君(もうし ょうくん)の故事による。 鶏肋(けいろく)。 解釈:鶏の肋骨のように、大して役には立たないが、捨てるには惜しい物、 事柄。 毛の無い猿。 解釈:犬畜生のような者。人外の者というさげすみの言葉。猿には毛がある が、毛の無いことだけが人間の形であり、心は人間ではないという意。 類義:毛の無い犬。 螻蛄(けら)の水渡り。 解釈:初めこそ熱心だが、途中で厭になって止めてしまう人のこと。 類義:おけらの水渡り。 犬猿の仲。 解釈:仲のよくない間柄のたとえ。 類義:犬と猫。犬猿もただならぬ。 犬馬(けんば)の心。 解釈:主君に忠義を尽くし、親の恩に報いようとする気持を謙(へりくだ) っていう言葉。 犬馬の歯(よわい)。 解釈:自分の年齢を謙(へりくだ)っていう言葉。犬や馬のように無駄に年 をとるという意。 類義:犬馬の年。馬齢(ばれい)を加える。 犬馬の労。 解釈:人のために力を尽くして奔走することを謙(へりくだ)っていう言葉。 |