徒然想問

あなたは戦争放棄と云う呪縛に悩んでいませんか


△もし
「或る人問う」
 もし、
①あなた自身が、
②あなたの子弟が、
③あなたの肉親が……、
やがて、
①一国を代表すべき地位に就いたとしたら、
②国際協力に関することに従事することになったら、
③自衛官として海外に派遣されることになったとしたら……、
また、
①あなたの肉親が拉致されたとしたら、
②あなたの財産が外国人に侵害されたとしたら、
③あなたの現に住んでいる祖国が第三国に攻められてきたとしたら……。
 
 それでも、「社会的地位」と云う城郭の内から、(各自各様、まちまちの地方の
方言混じりの)日本語でわめくのだろうか、
①私は戦わない、
②私は戦わないことにしている、
③よって、お前達は攻めてきてはけないことになっている……、
だから、
①私の住んでいる所だけは侵さないでくれ、
②私の財産だけは犯さないでくれ、
③私の妻子だけは返してくれ……。
 
 しかしそのとき、通訳が理解出来ない言葉でわめいたこともあり、攻守のそれぞ
れの人生観や価値観に齟齬と云うか、乖離と云うか、があったので、侵略者は、そ
の侵略行為を取り止めようとはしなかった……。
  
「我は想う」
 ええっ?
 
「或る人問う」
 ええっ!
 
「我は想う」
 ……
 
「或る人問う」
 それでは、がんは再発しちゃう……、生命はどうなる……、……。
 
「我は想う」
 ……
 
「或る人問う」
 少なくとも、必要最小限の武器を持って、自らが自力で抵抗せざるを得なくなる
のではないだろうか。
 
「我は想う」
 うむ。

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