徒然想問

あなたは戦争放棄と云う呪縛に悩んでいませんか


△憲法の定めに従うこと
「或る人問う」
 わが国の人々はすべからく、この平和憲法を厳守する必要があるんだね。
 
「我は想う」
 私共日本に暮らしている人々は、日本国憲法の規定に従わなければならない。
 
「或る人問う」
 しかし、わが国の平和を脅かしたり、侵略の脅威には、わが国民だけの問題では
ないね。
 
「我は想う」
 憲法は通常、自国民を対象として成立するが、こと平和とか戦争とかに類するこ
とについては、世界のそれぞれの国の理解が是非とも必要になろう。
 
「或る人問う」
 例えば世界の国々は、日本国憲法の規定に従わなくてもいいんだね。
 
「我は想う」
 そのとおり。
 
「或る人問う」
 でも、世界の国々は、わが国が平和憲法を持っていることを知っている。従っ
て、わが国を攻めて、打撃を与えることは容易いことだとも思っているんだね。
 
「我は想う」
 換言すれば、日本が平和憲法を持っている限り、日本から侵略されることはあり
得ない。しかして、ある国などは、この憲法を改正されたら困るので、いろいろと
注文をつけて、日本が憲法を改正しないように、けん制していると受け取られよ
う。
 
「或る人問う」
 そのようにけん制しながら、じわじわと侵略まがいのことをしていると疑われる
国も、たまにはあるようだね。
 
「我は想う」
 ……
 
「或る人問う」
 と云うことは、平和憲法論議は、わが国だけの問題だけでなく、全世界の国々に
またがる事柄なんだね。
 
「我は想う」
 全世界の全ての国々が、わが国のような平和憲法を作らない限り、戦争は無くな
らないであろう……。
 
「或る人問う」
 すごく大きな課題だね……。
 と云うことは、別に言い方をすれば、いくら国内で「憲法擁護」と叫んだり、唱
えたりたりしても、なかなか希望するような成果が得られない、と云うことなんだ
ね。
 
「我は想う」
 ……
 
「或る人問う」
 と云うことは、私共国民一人ひとりが、例えば外遊したら、そこの国に対して平
和憲法の意義を説き、その制定を呼びかけ、実現させることなんだね。
 
「我は想う」
 ほう……。
 
「或る人問う」
 政府の外交政策にだけ頼ってばかりではだめなんだね。
 
「我は想う」
 世界説得旅行か……!

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