14 関連語
 
あずさ【梓】
 巫女ミコが神霊を呼び寄せるのに用いる梓弓。また、その術ワザ、その巫女。
あずさ‐みこ【梓巫女】
 梓弓の弦を鳴らして死霊・生霊などの口寄せをする巫女。いちこ。あずさ。
 △くち‐よせ【口寄せ】
  巫女などが神懸かりになって霊魂を呼び寄せ、その意思を伝え告げること。神霊を
  寄せるのを神口カミクチ、生霊を寄せるのを生口イキクチ、死霊を寄せるのを死口シニクチと云
  う。神子寄ミコヨセ。いたこ。いちこ。みこ。
 
きんめい‐すい【金明水】
 富士山頂の火口壁の積雪が融けて、火山礫中から流出する泉の一。北壁、久須志岳の
 南西崖下に湧出。霊水とされる。
 
げっけい‐かん【月桂冠】
 古代ギリシアで、月桂樹をアポロン神の霊木とし、その枝葉を輪にして冠とし、競技
 の優勝者などに被らせて賞讃の意を表したもの。
 
こま‐くさ【駒草】
 ケシ科の多年草。著名な高山植物。高さ約10センチメ-トル。葉は白みを帯びた緑色。
 7〜8月頃、淡紅色の美花を開き、形が馬の顔に似る。多数の黒色の種子を生じ、古来
 霊薬として有名。
 
さい‐かく【犀角】
 @犀の角ツノ。邪気を払い、毒を消すなどの霊力を持つとされ、魔除けのほか細工物に
  用いた。
 A犀の角の先端部を粉末にした生薬。漢方で解熱薬。
 
じゃこう‐ねこ【麝香猫】
 ジャコウネコ科の哺乳類。東南アジアに分布。雑食性で、夜行性。生殖器の近くに麝
 香腺をもち、特殊な香りの分泌液を出す。小動物・果実を食べる。霊猫。
 
しょうりょう‐とんぼ【精霊蜻蛉】
 体が黄色ないし赤色のトンボの俗称。精霊祭のころに多く現れるので云う。普通はウ
 スバキトンボを指すことが多いが、赤トンボ類を指すこともある。
 
しょうりょう‐ばった【精霊蝗虫】
 バッタ科の一種。体は細長く、緑色又は淡褐色。雄の体長は雌の約半分。頭部は三角
 形で前上方に突出し、触角は短く剣状。秋、草原に多く、雄は「きちきち」と音を発
 ててよく飛ぶ。キチキチバッタと俗称。コメツキバッタ。
 
しょうりょう‐ばった‐もどき【精霊蝗虫擬き】
 バッタ科の一種。ショウリョウバッタに似るが小形。淡緑色で背面は淡紅色。中国・
 東南アジアや日本の本州以南に分布。湿地の草原などに棲む。音を発しない。旧称キ
 チキチバッタ。
 
しんじゅう‐きょう【神獣鏡】
 神仙と霊獣の像を組み合せた文様をもつ中国の鏡。後漢から三国時代・六朝時代に行
 われた。日本の古墳からも発見された。
 
せん‐きん【仙禽】
 @仙界の霊鳥。尊い鳥。A鶴の異称。仙客
 
ばんぶつ‐の‐れいちょう【万物の霊長】
 [書経泰誓上]万物の中で、最も優れて霊妙なもの、すなわち人類。
 
ひと【人】
 サル目(霊長類)ヒト科の動物。現存種はホモ‐サピエンスただ1種。人類。また、そ
 の一員としての個々人。
 
フェニックス【Phoenix】
 エジプトの伝説的な霊鳥。アラビアの砂漠に棲み、五百年生きると、その巣に火を点
 けて焼け死んだ後、生れ変ると云う。不死永生の象徴。不死鳥。フォイニクス。
 
ぶっ‐ぽう‐そう【仏法僧】
 @仏教で重んずる、仏と法と僧。すなわち三宝。
 Aブッポウソウ目ブッポウソウ科の鳥。カケスよりもやや大きく、頭・風切羽・尾羽
  の大部分は黒色、その他は美しい青緑色で、嘴クチバシ・脚は赤い。風切羽の中央に青
  白色の大斑があり、飛翔時に顕著。本州以南に分布し、山地のスギ・ヒノキなどの
  大木の高所に棲む。冬は南方へ渡る。霊鳥として名高い。
 
ほうかくきく‐ししん‐きょう【方格規矩四神鏡】
 漢鏡の一。十二支の文字を配した方格(方形の区画)が中央にあり、その外に四神そ
 の他の霊獣の図像をおく。
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