03d 霊意
 
せい‐れい【聖霊】
 (Holy Spirit) キリスト教で三位一体(父・子・聖霊)の第3位を占める位格。教会の
 誕生を助け、神意の理解をもたらし、カリスマ的な活動の鼓吹力となるもの。助け主。
 慰め主。
せいれい‐こうりん‐さい【聖霊降臨祭】
 (Pentecost) イエス=キリストの復活後50日、即ち第7日曜日に聖霊が降臨したことを
 記念する祝日。ペンテコステ。五旬祭。
 
せいれい‐すうはい【精霊崇拝】
 未開宗教の一。アニミズムの一形態で、特に精霊の観念の明らかなもの。
 
ゼーレ【Seeleドイツ】
 魂。霊。霊魂。心霊。
 
せかい‐せいしん【世界精神】
 @世界を支配統制する原理を人間の精神に準えて命名したもの。神と同じ意味の場合
  もあるが、神よりは低い精神と考える場合が多い。世界霊魂。
 Aヘーゲルの哲学では世界史のうちに自己を展開し実現する絶対精神。
 
せじセヂ
 奄美・沖縄地方の民間信仰で、非人格的な霊力のこと。太陽・石・水などあらゆるも
 のに結び付いて霊力を発揮させるものと考えられ、「のろ」などの巫女もこれを持つ
 とされた。
 
ぜん‐じょう【禅定】
 〔仏〕@心を静めて一つの対象に集中する宗教的な瞑想。また、その心の状態。「禅
   定に入る」
 A修験道で、富士山・白山・立山などの霊山に登って修行すること。
 B(霊山山頂での修行から) 霊山の頂上。
 
ぜんしん‐ぜんれい【全身全霊】
 身も心も全部。「全身全霊を捧げる」
 
せん‐ぽう【仙方】
 仙人の方術。霊薬の処方。
 
せん‐み【仙味】
 仙人のような、脱俗した高尚な趣。霊妙な趣。
 
ぜん‐れい【全霊】
 精神力の全て。「全身全霊」
 
ソール【soul】
 精神。心。魂。霊魂。ソウル。
 
ぞく‐しん【俗信】
 民衆の間で行われる宗教的な慣行・風習、呪術・占い・呪いマジナイ、幽霊・妖怪の観念
 など。このうち、実際に社会に対して害毒を及ぼすものを迷信と云って区別する場合
 がある。
 
そ‐れい【祖霊】
 先祖の神霊。
 
そん‐りょう【尊霊】ソンレイ
 霊魂または亡魂の尊敬語。みたま。
 
だいさん‐こう【代参講】
 講のうち、代表者が遠隔地にある社寺霊場に参詣し護符を受けるもの。伊勢講・熊野
 講など。江戸中期に盛んとなる。
 
たえ【妙】
 @不思議なまでに優れている様。霊妙。「妙なる楽の音」
 A上手な様。巧妙。
 B細かいこと。小柄なこと。微妙。
 
たて‐づつ【立筒】
 船の船霊フナダマを祭る所。
 
たま【魂・魄・霊】
 (「たま(玉)」と同源か) 魂タマシイ。
 
たましい【魂】
 @動物の肉体に宿って心の働きを司ると考えられるもの。古来多く肉体を離れても存
  在するとした。霊魂。精霊。「魂が抜けたような姿」
 A精神。気力。思慮分別。才略。「魂を籠める」
 B素質。天分。「三つ子の魂百まで」
 
たま‐じは・う【霊幸ふ】
 霊力を働かす。霊力で加護する。
 
たま‐しろ【霊代】レイダイ
 神・人の霊の代りとして祭るもの。
 
たま‐むすび【魂結び】
 霊魂の浮かれて歩くのを鎮め留める呪い。鎮魂。古来、人魂に会った時、「魂は見つ
 主は誰とも知らねども結びとどめよ下がひのつま」と云う歌を三誦し、男は左、女は
 右のつまを結び、三日経った後これを解く風習があったと云う。
 
たまより‐びめ【玉依姫】
 @記紀神話で綿津見神の女ムスメ。
 A賀茂建角身命カモタケツノミノミコトの女。
 B身に神霊を宿す女の通称。魂の憑よる姫。巫女ミコ。
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