神様の戸籍調べ 二十九 天津日高日子波限建アマツヒダカヒコナギサタケ鵜茅草葺不合命ウガヤフキアヘズノミコト 戸籍簿 鵜茅草葺不合命 大綿津見神ノ次女 御妻 玉依姫命 御父 日子穂々出見命 御母 豊玉比売命 御子 五瀬命 摂津にて戦多 同 神武天皇 人皇第一代 同 稲氷命 同 御毛沼命 常世を治め給ふ 御父日子穂々出見命ヒコホホデミノミコトが、海神ワダツミ大綿津見命オホワタツミノミコトの女ムスメ豊玉比売 トヨタマヒメと御結婚なされて、御懐妊され、早速産屋を建てやうと思し召し、鵜の羽根で御 葺オフキにならんとするに、未だ出来上らぬのに産気づかれ、御生になったのが此神様で、 その後、御姨に当られる玉依姫を妻となされ、御四人の子が出来た。その一人は神武天 皇で、一人は大和で毒矢の為に戦死なされたる五瀬命イツセノミコトであった。かくて、父神の 後をうけて、西方九州に都し給ひ、よく治国の建基ケンギを御ひらきになった方である。[次へ進む] [バック]