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[家庭のお祭り]

 
睦月むつき 1月]
 
1日 元旦
   歳旦祭(各神社)
3日 元始祭(宮中)
7日 七草
11日 鏡開き
 
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「元旦」
 1月1日を「元日」と云い、その日の朝を「元旦」と云って特に大切にします。
 年の始めに年神様を迎えてもてなすことが、正月行事の中心です。
 その準備は年末から行われ、注連縄を張り、門松を立てて、鏡餅やお神酒を供えてお祭りします。
 また、元旦には地域の神社(氏神様・産土様)などへの初詣が行われ、毎年大勢の参拝者で賑わいます。
 
△門松は門の両側に立てます。古来、神様は緑豊かな常緑樹に宿ると信じられてきましたので、松が飾られるようになりました。
 松の他に、楢、柳、栗、樫、榊、竹なども用いられると云います。
 
△鏡餅は、年神様がお宿りになる「しろ」でもあります。
 飾り付けには地方によって違いがありますが、三方の上に半紙を敷き、大小の丸餅を重ねて置き、その上にだいだいを飾ります。ゆずりは、こんぶ、うらじろも添えます。
 
△私共の祖先の人達は、魂は丸い形をしていると考えていましたので、年頭に子供達の健やかな成長を願って、丸いお餅を贈りました。
 これが本来の「お年玉」ですが、現在はお金を贈るのが一般的です。
 
「七草」
 
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△光孝天皇(在位884〜887)(830〜887)は、
 君がため春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ
と詠まれました(小倉百人一首)。
 
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「鏡開き」
 鏡餅の「かがみ」と云うのは、神事に用いられる円鏡に由来すると云われています。
 年神様が宿るところでもある鏡餅は、通常11日に下げて、家族みんなで雑煮やお汁粉にして食べることで、年神様のお力を戴くのです。
 その際には刃物を使わず、手や槌で割り開くことから、「鏡開き」「鏡割り」と云い、これで正月の行事が一段落します。
 
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