0301 文言一覧2
文言一覧 09.02.02
[サ]
左達承明 サタツショウメイ ひだりは しょうめいにいたる
左に行きて進めば、承明殿に達することを得。此の二句は殿内の廣大なる一
斑を示せるなり(千字文)
斉之以刑 民免而無恥 これを斉トトノうるに刑ケイをもってすれば、民タミ免れて恥
ずるなし(論語)
歳寒 然後知松柏之後彫也 歳トシ寒サムくして、然る後に松柏ショウハクの彫シボむに後オク
るるを知る(論語)
祭祀蒸甞 サイシジャウシャウ さいし じゃうしゃうす
而して四時に祖先の祭をなす、其の祭祀は、春は鑰、夏は帝(示偏に帝オホマツ
リ)、秋は薫、冬は甞といふなり(千字文)
索居閑處 サクキョカンショ きょを かんしょにもとめ
しづかなる處に卜して居りて、心をしづからもち、世の富貴を見ても、心に
あこがれざるをいふ(千字文)
殺身以成仁 身ミを殺してもって仁ジンをなす(論語)
三仕為令尹無喜色 三已之無慍色 三たび仕ツカえて令尹レイインとなるも喜色キショクなく、三
たびこれを已ヤめらるとも慍色ウンショクなし(論語)
三年学不至於穀 不易得也已 三年サンネン学びて穀コクに至らざるは得エやすからざるのみ
(論語)
三軍可奪帥也 匹夫不可奪志也 三軍サングンも帥スイを奪うべきなり。匹夫ヒップも志ココロザシ
を奪うべからざるなり(論語)
三思而後行 三たび思いて而シカる後ノチに行なう(論語)
三人行必得我師焉 三人サンニン行なえば必ずわが師シを得ウ(論語)
散慮逍遥 サンリョセウエウ おもんぱかりをさんじて せうえうす
隱遁をして、世の煩はしき物おもひの欝情を散じ、おもひのまゝに逍遥とて、
そゞろあるきすること(千字文)
士不可以不弘毅 任重而道遠 士はもって弘毅コウキならざるべからず。任ニン重くして道
ミチ遠し(論語)
士而懐居 不足以為士矣 士シにして居キョを懐オモうは、もって士となすに足らず
(論語)
士志於道而恥悪衣悪食者 未足 士、道に志して悪衣アクイ悪食アクショクを恥ずる者モノは、い
与議也 まだ与トモに議ハカるに足らざるなり(論語)
子以四教 文行忠信 子シ、四ヨつをもって教オシう。文ブン・行コウ・忠チュウ・信シン
(論語)
子之燕居 申申如也 夭夭如也 子シの燕居エンキョ、申申シンシン如ジョたり 夭夭ヨウヨウ如ジョた
り(論語)
子見斉衰者 雖狎必変 子シ、斉衰シサイの者を見ては、狎ナれたりといえども必ず
変ヘンず(論語)
子食於有喪者之側 未嘗飽也 子シ、喪ある者の側カタワらに食ショクすれば、いまだかつて
飽ホウせざるなり(論語)
子生三年 然後免於父母之懐 子コ生まれて三年、然る後ノチに父母の懐フトコロを免マヌガ
夫三年之喪 天下之通葬也 る。それ、三年の喪モは天下の通葬ツウソウなり(論語)
子絶四 毋意 毋必 毋固 毋我 子シ四ヨつを絶つ。意イなく、必ヒツなく、固コなく、我
ガなく(論語)
子不語怪力乱神 子シ、怪カイ・力リキ・乱ラン・神シンを語らず(論語)
子罕言利 与命与仁 子シ、まれに利リを言う。命メイと与トモにし、仁と与トモに
す(論語)
子路問政 子曰先之労之 子路シロ、政セイを問う。子シ曰イワく、これに先んじ、これ
を労す(論語)
四十而不惑 五十而知天命 四十シジュウにして惑マドわず、五十にして天命テンメイを知る
(論語)
四十五十而無聞焉 斯亦不足畏 四十五十にして聞こゆることなくんば、これまた畏オソ
也已矣 るるに足らざるのみ(論語)
四体不勤 五穀不分 孰為夫子 四体シタイ勤ツトめず、五穀ゴコク分ワかたず、たれをか夫子
フウシとなす(論語)
四大五常 シダイゴジャウ しだいごじゃう
四大とは、地水火風、五常とは仁義禮智信なり。此四大の理あるを知り、仁
義禮智信を守れとの意(千字文)
仕而優則学 学而優則仕 仕ツカえて優ユウなれば学び、学びて優なれば仕えよ(論
語)
死生有命 富貴在天 死生シセイ、命メイあり。富貴フウキ、天テンにあり(論語)
志於道 拠於徳 依於仁 游於芸 道に志し、徳に拠ヨり、仁に依り、芸に游アソぶ(論
語)
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