03 文言一覧1
文言一覧 09.02.02
『論語』や『千字文』などの中から,「座右
の銘」にしたいものを抜粋して記述しました。
SYSOP
[ア]
愛之欲其生 悪之欲其死 これを愛してはその生セイを欲ホッし、これを悪ニクみては
その死を欲す(論語)
愛之能勿労乎 忠焉能勿誨乎 これを愛してよく労ロウすることなからんや。忠チュウにし
てよく誨オシうることなからんや(論語)
悪利口之覆邦家 利口リコウの邦家ホウカを覆クツガエすを悪ニクむ(論語)
以不教民戦 是謂棄之 教えざる民タミをもって戦う、これ、これを棄スつと謂イ
う(論語)
以能問於不能 以多問於寡 能ノウをもって不能フノウに問い、多タをもって寡カに問う
(論語)
已矣乎 吾未見能見其過而内自 已ヤんぬるかな。われいまだその過アヤマちを見て内ウチに
訟者也 自ら訟セむる者を見ざるなり(論語)
已矣乎 吾未見好徳如好色者也 已ヤんぬるかな。われいまだ徳を好むこと色を好むがご
とくする者を見ず(論語)
惟仁者能好人 能悪人 ただ仁者ジンシャのみ能ヨく人を好み、能く人を悪ニクむ
(論語)
為仁由己 而由人乎哉 仁をなすは己オノレによる。而シコウして人によらんや(論
語)
為君難 為臣不易 君たること難カタし。臣シンたること易ヤスからず(論語)
為君子儒 無為小人儒 君子の儒ジュとなれ。小人ショウジンの儒となるなかれ(論
語)
威而不猛 威イにして猛タケからず(論語)
貽厥嘉猷 イケツカイウ その かいうをのこし
嘉猷とは、よきはかりごとにて、人道を守りてよく一家を經營する計畫を子
孫にのこし(千字文)
易酋攸畏 イイウシウイ いいう おそるゝところ
易酋(イウは車偏に酋)は輕率なることなり。此かるはづみなることは、最
も畏るゝ所にして、愼しむべきことなり(千字文)
謂語助者 ヰゴジョシャ ごじょといふ ものは
語助とは助けことばにて、語中にありて數少なからざるなり。其のうちにも
最も多く用ゐらるゝは(千字文)
雖小道必有可観者焉 致遠恐泥 小道ショウドウといえども必ず観ミるべきものあり。遠きを
致イタさんには泥ナズまんことを恐る(論語)
焉用佞 禦人以口給 屡憎於人 いずくんぞ佞ネイを用モチいん。人に禦アタるに口給コウキュウを
もってすれば、しばしば人に憎まる(論語)
一朝之忿忘其身 以及其親 非 一朝イッチョウの忿イカりにその身を忘れて、もってその親シン
惑与 に及ぼすは、惑マドいにあらずや(論語)
苟有用我者 期月而已可也 三 いやしくもわれを用うる者あらば、期月キゲツのみにて
年有成 可カならん。三年サンネンにして成すことあらん(論語)
苟子之不欲 雖賞之不竊 いやしくも子シの不欲フヨクならば、これを賞ショウすといえ
ども竊ヌスまざらん(論語)
曰既富矣 又何加焉 曰教之 曰イワく、すでに富めり。また何をか加えん。曰く、こ
れを教えん(論語)
宇宙洪荒 ウチウカウクワウ おほそらは おほいにひろし
宇宙とは天地の間にて、洪は大、荒は廣きなり。これは天地間の大きく廣き
を示せり。世の廣き也(千字文)
雲騰致雨 ウントウチウ くものぼりて あめをいたし
地上の水氣が空にのぼりて雲となり、空際にて冷氣にあへば雨となりて地上
に降り來ることをいふ(千字文)
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