[十月]
九日・十九日・二十九日 〈伝統行事 − クニチ餅〉
九日(初九日)・十九日(中九日)・二十九日(末九日)には新穀で餅を搗き、神前
に供えて拝礼します。末九日には丸餅を二つ重ねにし、この日から田の神様は山の神様
になって山へ帰られます。
〈郷内行事 − 九日餅〉
この日は毛馬内では田の神のお祭りの日で、新米で餅を搗き、親戚などへ配ったりし
ます。
二十五日 「菅原神社秋季例祭」 於菅原神社本殿
菅原神社秋季例祭は、五穀の豊作を感謝し、お祝いするお祭りです。
本殿の神前に「秋田県神社庁神宮献穀米」などの初物を供えます。即ち修祓、一拝、
宮司祝詞奏上、神楽奉納、祭員玉串を奉りて拝礼、一拝の後、お神酒を拝戴します。
この祭において、秋田県指定無形民俗文化財「松館天満宮三台山獅子大権現舞」のう
ち、権現舞が神前奉納されます。
この秋季例祭は、松館老人クラブ会員などによって奉仕されますが、身体が不自由で
参拝出来ない方々は、直会会場である八幡平公民館松館分館に待機します。例祭を滞り
なく終えた後、待機していた方々は分館内に着座し、お祓いを受けてから宮司に合わせ
て本殿を遥拝します。総て終わり直会へと続きます。
二十九日 〈伝統行事 − 菊の節句〉
この日は菊の節句と云い、神前に菊を飾り、餅を供えて拝礼します。終わって菊の節
句のお祝いの宴を催します。
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