[七月]
七日 御手洗祭(菅公が七夕祭の歌を詠まれた伝えにより、松風の硯、手洗いの角盥
に梶の葉を供える) 北野天満宮
七夕祭 各社
一二日 当日祭(天慶五年多治比文子に御神託のあった日、文子天満宮に拝礼)
北野天満宮
二二日 夏祭 潮江天満宮
二四日 天神祭、宵宮(天神橋から神鉾を舟に乗せ、奏楽のうちに投げこむと、十三艘
のお迎え人形舟がお渡りを迎える「鉾流し」の神事)大阪天満宮
二五日 天神祭、本祭り(陸渡御のあと、夕方から舟渡御が行われる、百艘余の舟が出
て賑わう、日本三大祭の一つ) 大阪天満宮
夏祭(千灯明が奉納される) 太宰府天満宮
筆塚祭(寺子屋の昔からの行事、書初めに用いる「梅ケ枝筆」を授与する)
亀戸天神社
例大祭(八雲大神の神輿渡御) 荏柄天神社
梅実土用干し 北野天満宮ほか
[八月]
一日 虫取祭(村上天皇下賜に由来、江戸時代作の獅子頭の祭)谷保天満宮
三日 夏祭 〜五日(千灯明や学童の清書奉納などが催される)防府天満宮
四日 例大祭(一條天皇の永延元年、初めて勅祭を執行された由縁による)
北野天満宮
二二日 例大祭 〜二五日(御鳳輦の渡御や神輿の練りで東都の夏祭の棹尾を飾る)
亀戸天神社
二五日 夏祭 〜二六日(境内で無形文化財六斉念仏が奉納される)吉祥院天満宮
注連縄打式、相撲式(秋の神幸式の道筋にめぐらす注連縄を氏子が拵える、奉
納相撲)最終日曜日 太宰府天満宮
[九月]
一日 八朔祭(遠祖天穂日命を祀る、奉納相撲) 道明寺天満宮
一三日 明月祭(陰暦八月一五日、ズイキ芋を供えるので「芋明月」という)
北野天満宮
秋思祭 大阪天満宮
二一日 神幸祭 〜二五日(二二日夜、雅楽を奏しつつ神輿行列がドンカン道を菅公配
所の榎寺へ還御、二三日の還御には稚児行列が参加する、二五日は例祭で千灯
明を奉納) 太宰府天満宮
二五日 秋祭 防府天満宮、町田天満宮ほか
獅子舞(天暦三年よりの伝承、十二支を型どる獅子頭で氏子が舞う)
谷保天満宮大祭
[十月]
一日 瑞饋祭 〜四日(ズイキや野菜、果実で飾った神輿がお旅所に巡幸、四日に還
御する、五穀豊穣の感謝祭) 北野天満宮
一〇日 花神子社参式(神幸祭の大小行司が無事奉仕を祈願して、一夜醸造の御酒を花
神子に奉献させる、古式豊かな行列) 防府天満宮
一三日 明月祭(旧暦九月十三夜、枝豆を供えるので豆明月という)北野天満宮
例祭、宵宮(頭人四名、行司一名が青年の肩に乗って参入、幟竿の竹を割り神
前を払い清める「一つ物神事」) 曽根天満宮
一四日 昼祭(翁舞い、酌ごとや走り馬などの行司) 同右
二五日 秋祭、流鏑馬式 大阪天満宮
鎮座祭、更衣祭 亀戸天神社
二九日 余香祭(「恩賜の御衣」の詩の吟詠と、菅家と向陽会奉仕による披講式)
北野天満宮
[十一月]
三日 庭燎祭、うそ替神事(東西二基の薪の山に火を点し、炎の高さを競う「おかが
ら火」神事、養和元年還座以来の伝承) 谷保天満宮
十二日 七五三詣り 〜一八日 道明寺天満宮
一五日 七五三祭 岩津天満宮、湯島神社、亀戸天
神社、防府天満宮、太宰府天満
宮ほか
御神幸祭(旧暦一〇月一五日に近い土曜日、裸坊祭ともいう、菅公お立寄りの
際の送迎に因み、数千の白装の裸坊が神輿二基と網代輿をかついで練る荒祭)
防府天満宮
一八日 鎮火祭 大阪天満宮
二〇日 更衣祭(宮司一人内陣の御霊代に綿入れを奉る)太宰府天満宮
二五日 秋祭、筆塚祭 岩津天満宮
更衣祭 湯島神社
三〇日 赤柏祭(柏の葉を神饌に敷いて奉る秋季奉賽の祭儀)北野天満宮
[十二月]
一日 献茶祭(豊太閤の北野大茶湯の故事により、各家元宗匠が奉仕、末社豊国神社
の社前で献茶の儀) 北野天満宮
一三日 大福梅授与 〜二四日頃(神苑の梅干しを元旦の朝、茶に投じて呑むと疫病邪
気除けとなる信仰) 北野天満宮
二〇日 かまじめ始め 谷保天満宮
初雪祭(三冬の間に、初めて影向松に雪が積もったとき祭典を行う)
北野天満宮
二五日 終い天神祭 各社
三一日 大祓式 各社
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