080080夕顔 参考:岩波書店発行「広辞苑」など 〈夕顔〉 「夕顔」 ユウガオはウリ科の蔓性一年草。ヒョウタンはこの変種。熱帯原産。茎・葉に粗毛を有 し、葉は腎臓形、付け根に巻鬚マキヒゲがある。夏の夜に白色の合弁花を開き、果実は長楕 円形か球形で大きい。食用とし、また、干瓢ンピョウに製する。火鉢・置物などにも用いる。 「夕顔」 @源氏物語の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将に愛され玉鬘を産んだが、後、 光源氏の寵を受け、ある夜、物怪モノノケに襲われて息が絶える。 A能の一。鬘物。源氏物語の夕顔の死を脚色し、その霊の成仏を描く。「半蔀ハシトミ」と 類曲。 B地歌・箏曲の一。京風手事物。菊岡検校作曲。八重崎検校箏手付。