070208松楪 参考:岩波書店発行「広辞苑」など 〈松楪マツユズリハ〉 「松」 マツ科の一属。北半球の温帯を中心に約百種が分布。常緑の高木。葉は針状、2〜3枚 又は5枚。雌雄同株。花は春に咲き、雌花は毬状で新芽の頂に生じ、雄花は新芽の下部に 穂状に密生。球果はいわゆる「まつかさ」。日本にはクロマツ・アカマツ・ゴヨウマツな どがあり、長寿や節操を象徴するものとして古来尊ばれる。天然記念物の大木も多い。 「楪ユズリハ」 ユズリハ科の常緑高木。高さ6m内外。若い枝と葉柄は紅色を帯びる。葉は長楕円形で 厚く、雌雄異株。4〜5月頃、緑黄色の小花を総状に着ける。楕円形の核果は11月頃熟し て暗緑色となる。新しい葉が生長してから古い葉が譲って落ちるので、この名がある。 葉を新年の飾物に用いる。