020250鰹木
 
                    参考:小学館発行「万有百科大事典」ほか
 
〈鰹木カツオギ〉
「鰹」
 @サバ科の海産の硬骨魚。全長約90p。熱帯・温帯の海に広く分布、わが国へは春来遊
し、秋に南下する。重要な食用魚で、夏魚の代表。また、生節ナマリブシ・鰹節を製造、内臓
は塩辛とする。
 A鰹木の略。
 B鰹節の略。
 
「鰹木」
 伊勢の神宮を始め、神社建築に広く用いられる棟飾り。普通棟の上に太い丸木を木口
を平ヒラの方向に向けて数本並べる。
 原始時代に豪族の住居にも用いられたことが、埴輪ハニワや『古事記』から推定出来る。
 本来の目的は、草葺屋根の棟が強風に飛ばされないための押さえであるが、次第に身
分や神聖さを表すたるの象徴シンボルとして巨大化・装飾化したと考えられる。
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