010350稲作行事
 
                      参考:岩波書店発行「広辞苑第五版」
 
〈稲作イナサク行事〉
「稲」
 イネ科の一年生作物。栽培種は2種。サチバ種は東南アジア起源、現在、世界各地の熱
帯・温帯で栽培。グラベリマ種はアフリカ起源、現在はアフリカの一部で僅かに栽培。サ
チバ種には、籾モミの丸くて短い日本型、細長いインド型、大粒のジャワ型の3亜種があ
る。わが国への伝来経路は諸説あるが、縄文末期までに将来されたらしい。草丈は、改
良種では1mを超えない。茎は中空で数個の節がある。葉は長線形で、葉身と葉鞘とから
成り互生。夏から秋にかけて出穂する。秋に熟する果実を米と云い、食用。わが国の農
業上、最も重要な作物で、水田に栽培する水稲スイトウと、畑地に栽培する陸稲リクトウとがあ
る。成熟の遅速によって早稲ワセ・中稲ナカテ・晩稲オクテ・に分け、澱粉の性質によって粳ウルチ・糯
モチの2群とする。しね。
 
「稲作行事」
[次へ進む] [バック]