05 鹿角の菫に逢いたい
 
[林縁から林内のスミレ]
 
アオイスミレ
 鹿角に生育する可能性 ◎
 花 期 4月上旬〜5月上旬
 花の色 淡紫色
 品 種 なし
 生育地 低地から山地の日当たりの良い林内、林縁など。
 特 徴 早春に他のスミレに先がけて咲く。横に這う茎を出して増え、葉をつけた状
     態で越冬する。
 分 布 日本全土
 
エゾアオイスミレ
 鹿角に生育する可能性 ◎
 花 期 4月下旬〜5月中旬
 花の色 淡紫色
 品 種 シロバナテシオスミレ
 生育地 山地の林内、林縁の路傍など。
 特 徴 アオイスミレに似るが、葉の先がより尖り、両面に毛が密生し、横に這う茎
     を出さず、冬期は地上部が枯れるなどの点で区別できる。
 分 布 北海道、本州中北部
 
ナガハシスミレ
 鹿角に生育する可能性 ◎
 花 期 4月下旬〜6月上旬
 花の色 淡青紫色
 品 種 オトメナガハシスミレ(白花)、シラユキナガハシスミレ
 生育地 低山の雑木林からブナ帯までの明るい林内や林縁など。
 特 徴 距が著しく長い。
 分 布 函館市と本州の日本海側多雪地帯。
 
テリハタチツボスミレ
 鹿角に生育する可能性 ○
 花 期 5月中旬〜6月上旬
 花の色 淡青紫色
 品 種 なし
 生育地 山地やブナ帯の湿り気の多い半陰の林内の腐葉土上。
 特 徴 茎や葉が枯れずに雪の下で越冬。越冬葉は厚く、光沢がある。
 分 布 青森〜福井県までの日本海側多雪地。
 
オオタチツボスミレ
 鹿角に生育する可能性 ◎
 花 期 4月下旬〜5月下旬
 花の色 淡青紫色
 品 種 モモイロオオタチツボスミレ、シロバナオオタチツボスミレ
 生育地 低地から山地のやや湿り気のある林内、林縁、沢沿いなど。
 特 徴 タチツボスミレに似るが、距が白く、葉の筋のへこみが強い。
 分 布 北海道、本州日本海寄り、四国、九州の一部
 
エゾノタチツボスミレ
 鹿角に生育する可能性 ◎
 花 期 5月中旬〜6月上旬
 花の色 白色
 品 種 シロバナエゾノタチツボスミレ
 生育地 日当たりの良い山地の林縁、草地、路傍など。
 特 徴 岩手のスミレ類の中では最も草丈が高く、60pに達する。距に縦溝があり、
     二つに分かれているように見える。
 分 布 北海道、本州中北部
 
イブキスミレ
 鹿角に生育する可能性 △
 花 期 4月下旬〜5月下旬
 花の色 淡青色
 品 種 シロバナイブキスミレ
 生育地 低地から山地の林内の湿り気のある半陰地。
 特 徴 開花期には茎が見られず、花後に茎が出て、向かい合う葉の間に果実ができ
     る。
 分 布 東北地方の太平洋側、中部・中国地方に隔離的に分布
 
マルバスミレ
 鹿角に生育する可能性 △
 花 期 4月下旬〜5月中旬
 花の色 白色
 品 種 なし
 生育地 市街地から山地の日当たりの良い草地や路傍の傾斜地から半陰の林内まで広
     く生育。
 特 徴 葉は丸く全体に短毛が密生する。
 分 布 北海道の太平洋側、本州、四国、九州の一部
 
ヒカゲスミレ
 鹿角に生育する可能性 ○
 花 期 4月下旬〜5月中旬
 花の色 白色
 品 種 ハグロスミレ、フイリヒカゲスミレ
 生育地 低地から低山帯の半陰で湿り気の多い林内や林縁など。
 特 徴 大型のスミレで、葉や茎に短い毛が生え、横に伸びる根から新芽を出して増
     える。
 分 布 函館市、本州の太平洋側、四国、九州の一部
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