04 鹿角の菫に逢いたい
[草原から林縁のスミレ]
タチツボスミレ
鹿角に生育する可能性 ◎
花 期 4月中旬〜6月上旬
花の色 淡青紫色
品 種 サクラタチツボスミレ、オトメスミレ、ケオトメスミレ、シロバナタチツボ
スミレ、シロバナケタチツボスミレ、ケタチツボスミレ、アカフタチツボス
ミレ、ミドリタチツボスミレ
生育地 海岸線から高山まで、日当たりや土の乾湿を問わず広く生育する。
特 徴 分布の広さ、その数の多さからわが国を代表するスミレである。広範な環境
に生育するので形態や花色に変化が多い。
分 布 日本全土
ニオイタチツボスミレ
鹿角に生育する可能性 ◎
花 期 5月上旬〜6月上旬
花の色 濃紅紫色
品 種 オトメニオイタチツボスミレ(白花、距紅紫色)、シロバナニオイタチツボ
スミレ
生育地 低地から山地の日当たりの良いやや乾燥気味の草地や林縁など。
特 徴 花全体に丸みがあり、花弁は重なり合い、花の中心部は白い。微かに芳香を
持つものが多い。
分 布 北海道南部、本州、四国、九州
アカネスミレ
鹿角に生育する可能性 ◎
花 期 4月下旬〜5月下旬
花の色 淡紅色
品 種 シロバナアカネスミレ、ウスアカネスミレ、オカスミレ(無毛)、シロバナ
オカスミレ
生育地 低地から山地の日当たりの良い草地、林縁、路傍など。
特 徴 距を含め全体に短毛が密生する。大きな群落をつくることが多い。
分 布 北海道南部、本州、四国、九州
マキノスミレ
鹿角に生育する可能性 ○
花 期 4月下旬〜5月中旬
花の色 紅色
品 種 シロバナマキノスミレ
生育地 日当たりの良いやや乾燥気味の草地、林縁、路傍など。
特 徴 株小さく、先の尖った細長い葉を2〜3枚出す。
分 布 東北〜近畿地方
サクラスミレ
鹿角に生育する可能性 △
花 期 5月下旬〜6月下旬
花の色 淡紅色
品 種 シロバナサクラスミレ
生育地 低地から高原の日当たりの良い草地、林縁など。
特 徴 スミレ類の中では最大の花をつける。根は白くて長く2本に分かれ、それぞ
れ地面にほぼ水平に伸びる。
分 布 北海道、本州中北部の太平洋側
スミレ
鹿角に生育する可能性 ◎
花 期 4月下旬〜6月上旬
花の色 濃紫色
品 種 なし
生育地 海岸線から高原までの日当たりの良い、やや乾燥気味の草原や林縁、路傍、
線路沿いなどに普通。
特 徴 葉柄に翼があり、葉が広がる前の部分がくびれる。また古い根は褐色となる。
分 布 日本全土
シロスミレ
鹿角に生育する可能性 △
花 期 6月月上旬〜下旬
花の色 白色
品 種 なし
生育地 高原の日当たりの良い適度に湿った草地や林縁など。
特 徴 咲き始めの花は緑色を帯びる。葉の数は少なく、長い。
分 布 北海道、本州中北部
アリアケスミレ
鹿角に生育する可能性 ○
花 期 5月上旬〜中旬
花の色 淡紅色
品 種 なし
生育地 日当たりが良く湿り気のある水田の用水路や、ため池付近など。
特 徴 葉はスミレに似て葉柄に翼があるが、くびれないことで区別される。
分 布 本州、四国、九州
ニョイスミレ
鹿角に生育する可能性 ◎
花 期 4月下旬〜6月上旬
花の色 白色
品 種 ムラサキコマノツメ
生育地 水田のあぜ、池や沼の縁、川縁り、沢筋、湿原など低地から高山の水辺や湿
地など。
特 徴 花弁の上2枚が反り返った小さい花を沢山つけ群生する。
分 布 日本全土
アギスミレ(変種)
鹿角に生育する可能性 ◎
花 期 5月上旬〜6月上旬
花の色 白色
品 種 ムラサキコマノツメ
生育地 やや高地の湿原や山地の樹陰、渓流の辺りなど。
特 徴 ニョイスミレの変種で、葉の形は初めニョイスミレと同じだが、花後は基部
が開いて全体が半月状になる。
分 布 日本全土
オオバタチツボスミレ
鹿角に生育する可能性 △
花 期 5月下旬〜6月上旬
花の色 紅紫色
品 種 ケオオバタチツボスミレ
生育地 標高の高い山地の湿地
特 徴 大型のスミレで、花弁に多数の紫条が入る。タチツボスミレの名がついてい
るが、ニョイスミレに近い。
分 布 北海道、本州中北部の高地
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