61 育ててみたい植物〈サクラソウ〉
 
〈サクラソウ〉
 サクラソウ桜草(ニホンサクラソウとも)はサクラソウ科の多年草で、北海道、本州、
九州の川原や山地の低湿地に生える。地下に短い根茎があり、多くの髭根が出る。葉は
根生し、長い柄があり、葉身は楕円形で薄く、縁は浅く切れ込み、裂片に少数の鋸歯が
あり、全体に長い軟毛が多い。4〜5月に20p内外の花茎が立ち、頂に紅紫色の花が散形
状に着く。花冠は高坏形で上部は深く5裂し、裂片は更に浅く2裂し、上面から見ると
サクラの花に似ているので、桜草の名がある。
 花径には切弁、ナデシコ弁、カガリ弁、桜弁、細弁、重弁など、咲き方に平咲き、つ
かみ咲き、狂咲き、玉咲き、抱咲き、梅花咲きなどの品種がある。
サクラソウ
  〈クリンソウ〉  クリンソウ九輪草はサクラソウ科の多年草で、北海道、本州、四国の山地の湿地に生 える。根出葉は多数、大形の楕円形で長さ10〜20p、縁に細かい鋸歯がある。5〜6月に 長い花茎を出し、紅紫色の花を数段に輪生する。和名はこの様子に基づいた付けられた。 花冠は径2p前後、筒部は短い。
クリンソウ
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