5302育ててみたい植物〈ネジバナ〉 〈ネジバナ〉 ネジバナ捩花はラン科の多年草で、わが国全土の芝生や日当たりの良い草地に生える。 葉は大部分根生し、広線形で長さ10p、幅8o内外あり、やや厚く、太い白色の根のあ る短い根茎上に数個付く。花茎は高さ20p内外、少数の葉を付け、初夏に10p内外の花 穂を1個立て、螺旋状に捻れて、花を多数着ける。花は径5o内外で、半開して横向き に咲き淡紅色、稀に白色のものもある。花被片5個は線状披針形で先は鈍い。唇弁は白 く倒卵形で、縁に細かい凹凸がある。和名はその花が花穂上に捻れて並ぶためで、ヒダ リマキとも云い、また信夫シノブ摺りの捩れた模様に因んで、モジズリの別名がある。屋 久島産のものは、矮性である。[次へ進む] [バック]