11c ふうろそう目(りむなんてす科・かたばみ科・ふうろそう科・のうぜんはれん科・あ
ま科・みかん科・ひめはぎ科・とうだいぐさ科)植物
サイウンカク(ユーホルビア)(彩雲閣,トウダイグサ(ユーホルビア)属)
熱帯西アフリカ原産の多肉植物で,第二次大戦後に渡来。観賞用として温室内で鉢植
え栽培。高さ2m位,幹は直立し,3稜あり濃緑色地に著しい大理石斑が入ります。稜
線には斑があり,生育期には上部に披針形葉を付けます。
ヒョウガ(ハツユキソウ)(氷河,トウダイグサ(ユーホルビア)属)
北米原産のハツユキソウの園芸品種(一年草)。花壇,切花用。葉の斑入りがよく,
高さ60p位,8月頃上葉が花弁状に変化して縁に白い斑点が入ります。開花は9月,
小花を付けます。
アンネット・ヘッグ・ホット・ピンク(ポインセチア)(トウダイグサ(ユーホルビア)属)
メキシコ,中米原産で明治中頃に渡来した常緑低木ポインセチアの一園芸品種。鉢植
え,切花用。卵状楕円形の葉は浅く2,3裂し,包葉は幅広の長楕円状披針形で美し
い洋桃色となります。花は茎頂に10個位の花序を固めて付けます。同系にはほかに緋
紅色のアンネット・ヘッグ・シュプリームや,白色のアンネット・ヘッグ・ホワイトがあ
ります。
エッケスポイント・ローリー・ピンク(ポインセチア)(トウダイグサ(ユーホルビア)属)
メキシコ,中米原産で常緑低木ポインセチアの一園芸品種。クリスマスの鉢物,切花
用。包葉は洋桃色で輪生し,中心に壷状の花序を10個位固めて付けます。近似種にV10
があります。
バーバラ・エッケ・シュープリーム(ポインセチア)(トウダイグサ(ユーホルビア)属)
メキシコ,中米原産で明治中頃に渡来した常緑低木ポインセチアの一園芸品種。クリ
スマスの鉢物,切花用。包葉は洋桃色披針形で輪生し,頂部に黄緑色の花序を10個位
固めて付けます。
ポウル・ミッケルセン・ダウン(ポインセチア)(トウダイグサ(ユーホルビア)属)
メキシコ,中米原産で常緑低木ポインセチアの一園芸品種,第二次大戦後に渡来。ク
リスマスの鉢物,切花用。包葉は洋桃色の広楕円状披針形で輪生し,茎頂に壷状の花
序を10個位固めて付けます。近似種に淡桃色のポウル・ミッケルセン・ピンク・ロックフ
ォード,赤色のポウル・ミッケルセンがあります。
セイシボク(青紫木,セイシボク属)
南ベトナム原産の常緑低木で,明治初期に渡来。観葉植物として温室内で鉢植え。高
さ1〜2m,葉の長さ5〜12pで表面が深緑色,裏面が紫紅色となり美しい。花は雌雄
同株又は異株で,集散花序をなします。
サンゴアブラギリ(珊瑚油桐,ヤトロファ属)
中米,西インド諸島原産の蔓性常緑多年草で,温室内で鉢植え栽培。高さ30〜60p,
幹基部は著しく膨大してトックリ形,開花は秋,朱色花が珊瑚サンゴのような集散花序
に咲きます。近似種に赤色小輪花で夏に咲くニシキサンゴがあります。
タピオカノキ(マニホットノキ,カッサバとも,マニホット属)
ブラジル北西部又はグアテマラ,メキシコ西南部の原産と云われ,現在は熱帯の各地
に栽培される常緑低木。地下部に大きな塊根(皮は青酸を含み有毒)があり,この澱
粉デンプンをタピオカと云い,熱帯地方の主食の一つ。高さ2m位,変種に黄白色斑の
var.variegataがあります。
ギンリュウ(ペディランツス)(ペディランツス属)
南米の乾生林地帯原産の常緑多肉性低木で,温室性観葉植物として鉢植え栽培。高さ
50〜200p,冬になると葉縁の白覆輪の部分が紅色を帯びて美しい。開花は夏から秋,
小赤花を頂生又は腋生します。
フィランサス・エンブリカ(菴摩勒アンマロク,油柑ユカン,ミロバランとも,コミカンソウ属)
熱帯アジア原産の落葉低木で,温室内で鉢植え。果実は食用又は薬用。高さ1〜3m,
開花は4〜5月,花は小さく黄色,果実は菴摩勒と呼ばれ,咳や発熱,消化不良に効
くと云われます。
ヘイアンデン(トウゴマ)(平安殿,トウゴマ(ヒマ)属)
熱帯アフリカ原産の一年草で,古い時代に中国より渡来したトウゴマの園芸品種。本
種は元来油脂植物として栽培され,近年は生花材料や花壇に用いられます。高さ1m
位,開花は夏〜秋,高さ20p位に総状花序を直立し鮮紅色花を付けます。
[次へ進む] [バック]