09a 海外薬用植物T
アラビアゴムノキ(マメ科/高木)
アフリカ西海岸・仏領セネガル・ナイル河地方に産 穂状花序に黄色の花 浸出樹液
(ウラビアゴム)は胃腸カタル粘液剤・糊料
アラビアゴムモドキ(マメ科/高木)
アフリカ原産 花は黄金色 アラビアゴムの代用
アラリア(ウコギ科/多年生草本)
北米東部に自生 花は緑色小花 根茎は鎮静・消炎薬
アルカンナ(ムラサキ科/多年生草本)
南ヨーロッパ・アフリカ北部・トルコ地方に自生 夏に紅紫色の花 根(アルカンナ根)は
着色・染料・止瀉薬
アルニカ(キク科/多年草)
アルプス・ヒマヤラ・ロッキーなどの山岳地方に産 根・花は血管興奮剤 全草はチンキ
剤として消炎・外用薬
アロエ(ロカイとも ユリ科/多年草)
南・東アフリカに分布 葉汁(アロエ)は下剤・健胃剤
アンゲリカ(セリ科/多年生草本)
ヨーロッパ北部・シベリア原産 夏に緑白色〜淡黄色の花 乾燥根(アンゲリカ根)は鎮
静・強壮・健胃・駆風薬
アンズ(バラ科/落葉小高木)
中国北部原産 種子(杏仁キョウニン)は鎮咳剤・軟膏基剤
アンソッコウノキ(エゴノキ科/高木)
スマトラ・ジャワに分布 白〜淡紅色の鐘形花 樹脂(スマトラ安息香)は去痰・防腐剤
・香料・化粧料
アンミ(セリ科/二年生草本)
地中海沿岸地帯〜ペルシャ原産 夏に小白色の花 果実(ケラ実)は腎仙痛・血管拡張
剤(喘息など)・腎臓結石など
イグナチウス(フジウツギ科/蔓性低木)
フィリピン原産 成熟種子(イグナチウス・宝豆・呂宋果)は苦味健胃・興奮薬・矢毒
イスランドゴケ(リトマスゴケ科/葉状地衣)
ヨーロッパ北部に分布 全草(イスランド苔)は粘液剤・苦味健胃薬
イチジク(クワ科/落葉性小高木)
西部アジア原産 花は淡紅白色 果実(乾燥のものは無花果)は食用・緩下薬,茎葉
は痔疾塗布薬・疣取り・殺虫・回虫駆除薬,乾燥葉は浴湯料(神経痛)
イチハツ(アヤメ科/多年草)
中国原産 初夏に淡紫色の美しい花 乾燥根(鳶尾根エンビコン)は吐剤・下剤
イチョウ(イチョウ科/落葉高木 雌雄異株)
中国原産 春に花 種仁(ギンナン・銀杏ギンキョウ・白果ハクカ)は鎮咳
イトヒメハギ(細葉遠志とも ヒメハギ科/草本)
中国北部・内蒙古に自生 初夏に緑白色の小花 根(遠志オンジ)は去痰・気管支喘息
・強壮鎮静薬
イヌサフラン(ユリ科/多年生草本)
ヨーロッパ中南部・北部アフリカなどの原野に自生 初秋に淡紫紅色の漏斗形花 種
子(コルヒクム子)・球茎(コルヒクム根)は通風・リュウマチ(副作用あり)
イヌハッカ(シソ科/多年生草本)
ヨーロッパ・西アジア〜朝鮮に分布 円錐花序に淡紫色の花 葉・花穂(仮荊芥)は
駆風・興奮薬
イノンド(セリ科/一年生草本)
インド〜アフリカ東北部原産 夏に黄色小花 果実(蒔蘿子ジラシ)は芳香・駆風薬・
ソース香味料
イランイランノキ(バンレイシ科/常緑高木)
フィリピン原産 花は緑色から黄色で芳香 花(イランイラン油)は高級香水
イワコゴメナデシコ(ナデシコ科/多年生草本)
中国〜朝鮮北部に野生 夏に多数の白色の小花 根(山銀柴胡サンギンサイコ)は虚弱体質
の強壮剤・小児の疳カン
サンボンソウの根も同じ
インドゴムノキ(ゴムビワとも クワ科/常緑高木)
インド原産 乳液は弾性ゴム製造原料
オオバゴムビワは観葉植物
インドジャボク(キョウチクトウ科/低木)
インド〜マレー・ジャワ・タイの湿気ある森林中に自生 花は白又は淡赤色 根茎(
ラウオルフィア)は血圧下降剤・鎮静・催眠・蛇咬着ず・抗赤痢・子宮収縮促進・老化防止
インペラトリア(セリ科/多年生草本)
ヨーロッパ各地で栽培 夏に白色〜淡紅色の花 根(インペラトリア根)は発汗・利尿・強
壮薬
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