08 日本産薬用植物Y
日本産薬用植物Y
参考:廣川書店発行「薬用植物大事典」
[マ]
マオ → カラムシ(外国産)
マオウ → シナマオウ(外国産)
マクリ(カイニンソウとも フジマツモ科/紅藻類)
南西諸島に自生 乾燥全草(マクリ・海人草カイニンソウ・鷓鴣菜シャコサイ)は回虫駆除薬(サントニンと
併用)
タマモサヅキ・アカモ・ウブゲグサ・も同様
マクワウリ(外国産)
マコンブ(コンブ科/褐藻植物門)
北海道函館を中心に産 乾燥仮葉部(昆布・海帯)は沃素製造原料・食用・調味料・強
壮・変質薬・甲状腺腫・リンパ腺腫・動脈硬化症の予防治療・心臓病患者の利尿薬
リシリコンブ・ミツイシコンブ・ナガコンブ・チヂミコンブ・トロロコンブは食用
ホソメコンブはアルギン酸製造原料で品質悪し
マサキ(ニシキギ科/常緑低木)
北海道〜九州の海岸付近に自生 多数の花 樹皮(和杜仲ワトチュウ)・葉・果皮は強壮
マスチックノキ(外国産)
マタタビ(マタタビ科/落葉蔓性低木)
北海道〜九州の山地に自生 夏に白色の五弁花 乾燥果実虫えいマタタビアブラムシ(木天蓼
モクテンリョウ)は天蓼酒,果実は食用,猫薬の植物
ミヤママタタビも同様
マチン → ストリキニーネノキ(外国産)
マツ(アカマツ赤松・メマツ マツ科/常緑高木)
本州〜九州屋久島の山野に自生 樹幹浸出液(松脂(テレビン油))は皮膚刺激・引赤剤
(リユウマチ・神経痛・疥癬に外用)・ワニス・ペンキ塗剤など,同(ロジン油)は絆創膏等基剤・蝿取
紙・印刷インキなど,樹皮は飢饉時食用(デンプン),葉は強壮
クロマツ(黒松・オマツ)も同じ
マツタケ(シメジ科/日本特産)
子実体は食用
マツナ(アカザ科/一年草)
本州関東地方以西〜九州の海岸砂地に自生 夏から秋に緑色の小花 若葉は食用
マツホド(ブクリョウとも サルノコシカケ科)
マツ(クロマツ・アカマツ)の古切株の根に寄生 乾燥子実体(茯苓ブクリョウ)は利尿薬
ナンヨウブクリョウは下剤
マツリカ(外国産)
マテ(外国産)
マニホットゴムノキ → パラゴムノキ(外国産)
マニラコパールジュ(外国産)
マフノリ(フノリ科/紅藻植物門)
表日本南部以南に分布 糊料(布海苔)
フクロノリ・ハナフノリも同じ
マユス(外国産)
マヨラナ(外国産)
マルバハッカ(外国産)
マルメロ(外国産)
マンサク → ハマメリス(外国産)
マンシュウグルミ(外国産)
マンシュウモメンズル(外国産)
マンダラゲ → チョウセンアサガオ(外国産)
マンナノキ(外国産)
マンネンロウ(外国産)
ミカン → ウンシュウミカン(外国産)
ミクリ(ミクリ科/多年草)
沼沢に自生 夏に多数の小花 根茎(荊三稜ケイサンリョウ)は通経・催乳薬
ヒメミクリ・エゾミクリも同じ,ウキヤガラの内用は増血剤
ミザクラ → シナミザクラ(外国産)
ミシマサイコ(カマクラサイコとも セリ科/多年生草本)
本州中部地方以西の山野に自生 夏秋に複散形花序に多数の黄色の小五弁花 乾燥根
(柴胡サイコ)は肝機能調整(解熱・解毒・鎮痛・強壮)・消化器病・呼吸器病・循環器病
など
ホタルサイコは代用(劣る)
マンシュウミシマサイコ(ヒロハミシマサイコ)・ダフリヤサイコ・ホソバミシマサイコ・トウサイコ(ムレイサイコ)・コホクサイコ・タイゲキサイコなど
も同様
ミソナオシ(マメ科/小低木)
本州中部地方以西の山野などに自生 夏に総状花序に白色の蝶形花 茎葉は味噌直し
・味噌蛆ウジ殺し
ミソハギ(ミソハギ科/多年生草本)
本州以南の湿地に自生 夏に紅紫色の小花 全草(千屈菜センクツサイ)は止瀉剤(腸カタ
ル・赤痢など),花は仏花とする
エゾミソハギも同じ
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