05 日本産薬用植物V
日本産薬用植物V
参考:廣川書店発行「薬用植物大事典」
[サ]
サイカチ(マメ科/落葉高木)
各地に自生 夏に総状花序に淡黄緑色の花 果実(皀莢ソウキョウ)は去痰薬・石鹸の代
用,刺(皀莢刺)・種子(皀角子)は解毒薬(腫物・毒瘡)
トウサイカチ・ホソミサイカチも同じ
サイシン → ウスバサイシン
サイハイラン(菜配蘭・ハツグリとも ラン科/多年生草本)
各地の山野の樹陰地に自生 初夏に総状花序に緑色〜紅紫色の花 蒸乾花時球茎(菜
配蘭サイハイラン・日本産サレップ根)は粘滑薬
ハクサンチドリも同様
サクラソウ(サクラソウ科/多年草)
北海道南部・本州・九州の山野の湿地に自生 初夏に紅紫色の花 根は去痰剤
セイヨウサクラソウも同じ,クリンソウも同じく薬用
ザクロ(外国産)
サゴヤシ(外国産)
ササクサ(イネ科/多年草)
本州近畿地方以西〜沖縄に分布 葉(淡竹葉タンチクヨウ)は利尿剤
トウササクサも同じ
サザンカ(ツバキ科/常緑小高木)
四国・九州から南西諸島に分布 晩秋に白色の五弁花 種子はツバキ油同様
アブラツバキ(カメリヤ油)は主に食用
サジオモダカ(オモダカ科/多年草)
北海道〜本州北部に水生 晩夏に輪生総状花序に白色の小花 乾燥塊茎(澤瀉タクシャ)
は利尿・止瀉薬
ザゼンソウ(サトイモ科/多年草)
日本北部の沼沢地に自生 春に開花 根茎は鎮嘔・利尿(アメリカ)
ミズバショウは薬用にしない
サッカロミセス(酵母菌 サッカロミセス科)
果実・各種醸造酒・糖蜜・樹幹粘液・土などに存在し,ビール酵母・パン酵母・清酒酵母・
アルコール酵母などの大部分が含まれる。乾燥酵母は食欲増進・整腸・栄養補給剤としての
作用をする。
サッサフラスノキ(外国産)
サツマイモ → アメリカイモ(外国産)
サトイモ(外国産)
サトウキビ(外国産)
サトウダイコン(外国産)
サトウヤシ(外国産)
サネブトナツメ(外国産)
サバジルラ → バイケイソウ
サビナ(外国産)
サフラン(外国産)
サポジラ(外国産)
サボテン(外国産)
サボテンタイゲキ(外国産)
サボリー(外国産)
サボンソウ(外国産)
サラシナショウマ(キンポウゲ科/多年草)
山地樹陰又は草地に自生 秋に総状花序に多数の白色の花 乾燥根茎(升麻ショウマ)は
発汗・解熱・解毒・口内炎・扁桃腺,若葉は食用
イヌショウマ・オオミツバショウマも同様
サルオガセ → ヨコワサルオガセ
サルサ → サルトリイバラ
サルトリイバラ(ユリ科/低木)
山野に自生 初夏に散形花序に多数の小花 乾燥根茎(土茯苓ドブクリョウ・山帰来サンキライ
)は駆梅薬
カラスバサンキライも同様
サルビヤ(外国産)
サワグルミ(クルミ科/落葉高木)
山地に自生 春に淡黄緑色の小花 樹皮は妊婦嘔吐治療薬
サワヒヨドリ(キク科/多年生草本)
山野の向陽湿地に自生 秋に集散花序に多数の淡紅紫色の小花 乾燥茎葉(沢蘭タクラン
)は産前産後の諸症
サワラ(ヒノキ科/常緑高木)
山地に自生 材の精油は顕微鏡用ツェーデル油に代用・竜脳原料
サンザシ(外国産)
サンシキスミレ(外国産)
サンシチソウ(外国産)
サンシュユ(外国産)
サンショウ(山椒 ミカン科/落葉低木 雌雄異株)
人家に植栽 初夏に複総状花序に黄色の小花 果実(山椒サンショウ)は芳香性健胃整腸薬
・苦味チンキ原料・解毒・殺虫剤
アサクラザンショウ・ヤマアサクラザンショウ・も同じ,ユザンショウは薬用にはならない
サンナ(外国産)
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