04b 日本産薬用植物U
 
キアイ → タイワンコマツナギ(外国産)
 古来の植物染色「草木染」
 
キカラスウリ(ウリ科/日本特産の多年生蔓性草本 雌雄異株)
 各地に自生 夏に白色の単性花 根(括楼根カロコン・瓜呂根・天瓜)は止瀉・解熱薬・利
 尿・催乳,種子澱粉(天瓜粉テンカフン)は湿疹・皮膚病,種子(括楼仁・瓜呂仁)は鎮咳
 ・去痰・鎮痛薬,果皮(括楼皮・括楼仁)も薬用
 オオカラスウリ・トウカラスウリ(チョウセンカラスウリ)も同じ
 
キキョウ(桔梗 キキョウ科/多年草)
 山野に野生 夏秋に紫色又は白色の鐘形花 乾燥根(桔梗キキョウ根)は咳そう・気管支
 炎・排膿・去痰薬・化膿症・扁桃腺炎,根は漬物
キキョウ
  キク(外国産)   キクイモ(外国産)   キクニガナ(外国産)   キクバオウレン → オウレン   キクラゲ(キクラゲ科)  各地の広葉樹(特にニワトコ・クワ・ニレなど)の枯木に群生 子実帯(木耳)は食用  アラゲキクラゲも同様   キササゲ(外国産)   ギシギシ(タデ科/多年草)  各地の湿地に自生 根(羊蹄ヨウテイ)は緩下剤(大黄の代用,新鮮根は皮膚病外用)  ナガバギシギシ・エゾノギシギシ・マダイオウ・ノダイオウ・も同じ   キズタ(木蔦・フユズタとも ウコギ科/常緑蔓性植物)  各地の山野に自生 晩秋に淡黄緑色の小花 葉は慢性カタル疾患・黄疸・結石症  フユズタ・セイヨウキズタも同じ   キソケイ(外国産)   キダチアロエ → アロエ(外国産)   キチガイナスビ → チョウセンアサガオ(外国産)   キツネノチャブクロ(ホコリタケとも キツネノチャブクロ科)  世界中に分布 胞子(埃蕈アイジン)は止血薬,子実体は食用  タヌキノチャブクロ(ケムリタケ)も同じ   キツネノボタン(キンポウゲ科/越年草)  各地の山地に自生 春に黄色の五弁花 全草は有毒(発泡剤)  ケキツネノボタン・ウマノアシガタ・タガシラ・コキツネノボタンも同様   キツネノマゴ(キツネノマゴ科/一年生草本)  各地の路傍に野生 夏から秋に穂状花序に白色又は微紅色の小花 全草は浴湯料(通  風・リュウマチ)   キナノキ → アカキナノキ(外国産)   キノ(外国産)   キハダ(ミカン科/落葉高木 雌雄異株)  各地の山地に自生 初夏に円錐花序に黄緑色の細かい花 乾燥樹皮(黄柏オウバク)は苦  味健胃剤・腸内殺菌・消化不良・解熱・収斂剤  オオバノキハダ・ミヤマキハダ・ヒロハノキハダ(カラフトキハダ)も同じ  古来の植物染色「草木染」   キバナオウギ(外国産)   キバナトリカブト(外国産)   キバナノハウチワマメ(外国産)   キブシ(キフジ・マメブシとも キブシ科/落葉低木 雌雄異株)  各地に自生 春に穂状花序を下垂し多数の黄色の花 陰乾果実は五倍子(黒色染料)の  代用   キミカゲソウ → スズラン   キムラタケ → オニク   キャッサバ(外国産)   キャベツ(外国産)   キョウチクトウ(外国産)   キラヤ(外国産)   キランソウ(ジゴクノカマノフタとも シソ科/多年草)  本州〜九州の丘陵地などに自生 春に帯紫色の花 乾燥全草(白毛夏枯草)は結膜炎  ・るいれき・瘡毒  タチキランソウ・ジュウニヒトエ・ニシキゴロモ・キランニシキゴロモも同じ  ブソロイバナの全草は食傷・感冒・頭痛   キリ(外国産)   キリンケツヤシ(外国産)   キリンサイ(リュウキュウツノマタとも ミリン科/紅藻植物門)  四国以南の海岸に分布 食用・糊料  アマクサキリンサイ・カタメンキリンサイも同じ
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