03e 日本産薬用植物T
オシダ(オシダ科/多年生植物)
北海道〜四国の山地の陰湿地に自生 地下部(根茎・葉柄の残基(貫衆カンジュウ))は条虫
・十二指腸虫駆除作用
オクマワラビ(綿馬メンマ)・クマワラビ・イワヘゴ・ミヤマベニシダ・カラフトメンマ・シラネワラビ・ベニシダ・ヤマイタチシダ・オオイタ
チシダなども同様
ゼンマイ・エゾメシダ・ハクモウイノデ・クサソテツ・シシガシラ・ヒリュウシダ・ハイコモチシダ・コモチシダには駆虫作用なし
ヤブソテツも薬効なし
オタカラコウ(キク科/多年草)
本州〜九州の深山の谷川沿いに自生 夏から秋に黄色の頭状花 乾燥根茎(山紫苑・紫
苑シオン)は鎮咳・利尿
メタカラコウ・トウゲブキは不詳
オタネニンジン(外国産)
オダマキ(キンポウゲ科/多年草)
庭園に栽培 初夏に青紫色又は白色の美しい五弁花 根・種子・全草は月経困難(有毒
植物)
ヤマオダマキも同じ
オトギリソウ(オトギリソウ科/多年草)
北海道〜九州の草地に自生 夏に多数の黄色の五弁花 乾燥全草(小連翹ショウレンギョウ)
は止血剤(煎用)
トモエソウも同じ
オートムギ(外国産)
オドリコソウ(シソ科/多年草)
全土の山野の道端に自生 春から初夏に白色又は微紅色の花 ナベナ(続断ゾクダン)
と同じとされているが不詳
オナモミ(キク科/一年草)
全土の低地の原野に自生 夏から秋に黄緑色の頭状花 果実(蒼耳子ソウジシ・タイジシ)は
解熱・頭痛・発汗(煎用),茎葉は湿疹・虫傷・疥癬(外用)
オオオナモミはやや同じ,トゲオナモミは家畜飼料・黄色染料
オニク(キムラタケとも ハマウツボ科/一年生寄生草)
本州中部以北の高山低木帯の樹陰地に自生(主としてミヤマハンノキの根に寄生) 夏に紫褐
色の筒状唇形花 乾燥全草(ニクジュヨウ)は強壮・強精薬(遺精・陰痿)
ホンオニク(カラニクジュヨウ)・ナンバンギセルも同様
オニシバリ(ジンチョウゲ科/落葉低木 雌雄異株)
山地に自生 薬効は不詳
セイヨウオニシバリ(幹皮を白瑞香皮ビャクズイコウヒと云う)は慢性皮膚病・リュウマチ性諸病
オニドコロ(ヤマノイモ科/多年生蔓草 雌雄異株)
山野に自生 晩春初夏に淡緑色の小花 根茎(有毒で苦味)は食用
タチドコロも同じ,ヒメドコロは苦くない
ウチワドコロ(穿山竜)はリュウマチ
オニノヤガラ(ヌスビトノアシとも ラン科/無葉緑素の多年生腐生植物)
本州中北部の山野に自生 夏に穂状花序に多数の黄赤色の壷形の花 根茎(天麻テンマ・
明天麻・川天麻・)は強壮・鎮痙・鎮静薬(めまい・頭痛・神経衰弱),地上茎(赤箭セキ
セン)も同じ薬効
アオテンマも同様,ジャガイモの蒸乾(貴天麻・洋天麻)は食用
オニバス(スイレン科/一年生草本)
池沼に自生 夏に紫色の美しい花 種子(ケツジツ)は強壮薬,種子澱粉は食用
オニフスベ(ヤブダマとも ホコリタケ科)
各地に分布 乾燥子実体(馬勃バボツ)は外用止血薬・吐血・喀血(内用)
オノニス(外国産)
オミナエシ(オミナメシとも オミナエシ科/多年草)
山野に自生 夏から秋に美しい黄色の小花 根(敗醤ハイショウ)は利尿・解毒・排膿・産
後の腹痛
オトコエシは若葉を食用
オモト(ユリ科/常緑多年草)
中部地方以南の山中樹下に自生 初夏に穂状花序に淡緑白色の小花 乾燥根茎(万年
青マンネンセイ)は強心剤(葉・種子も同じ)
オランダセンニチ(外国産)
オリーブノキ(外国産)
オンコ → イチイ
オンジ → イトヒメハギ(外国産)
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