02b 菅データ
 
ケスゲ:高さ30〜50p,本(関東以西)〜九,山地林内
 
ケタガネソウ:葉の縁辺に長毛がある,本(中部以西)〜九
 
ゲンカイモエギスゲ:雌花鱗片は殆ど凸端ではありません,九(北部・対馬)
 
コイワカンスゲ:高さ15〜30p,果胞の長さ4〜5o,四・九,山地岩上
 
ゴウソ(タイツリスゲ):田の畦や湿地に生える多年草。
 株立ちとなります。和名は郷麻ゴウソの意味で,この葉で物を編んだからとの説があり
 ます。茎の先に1個の雄小穂,下部に長さ1.3〜3.5pの六角柱状の雌小穂を3〜4個
 吊り下げます。この形から鯛釣菅タイツリスゲとも呼びます。
 花期は5〜6月,生育地は水田や湿地,日本全土に分布
 
コウボウシバ:海岸の砂浜に生える多年草。
 コウボウムギと比べて,果胞が小形なことから弘法芝コウボウシバと呼びます。地下茎は
 太くて長く,砂の中を這って節から葉や茎を出します。葉は硬く幅2〜4oで花茎よ
 り高くなります。茎は高さ10〜20pで,根元に暗い赤褐色の梢があり,先端に2〜3
 個の雄小穂,少し下がって長さ1.5〜3pの雌小穂を2〜3個付けます。果胞は硬いコ
 ルク質で長さ6〜8oの狭卵形,先端は短い2歯となります。柱頭は3個。
 花期は4〜7月,生育地は海岸,日本全土に分布
 
コウボウムギ(フデクサ):海岸の砂浜に生える多年草。
 和名は根元の古い葉梢ヨウショウの繊維が筆に似ていることから,弘法大師の筆に見立てた
 もので,麦は穂の形に因ります。根は横に延び,茎は節から立って10〜20pになり,
 先端に1個の大きな花穂を付けます。
 雌雄異株・花期は4〜6月,生育地は海岸,日本全土に分布
 
コカンスゲ:高さ30〜60p,本〜九,丘陵地林内・山地渓側
 
コゴメスゲ:高さ40〜80p,本(関東以西)〜琉,海岸草地
 
コシノホンモンジスゲ(ニシノホンモンジスゲの変種):大株を作り匐枝を出します,
 北陸
 
コジュズスゲ(グレーンスゲの変種):葉は幅2〜5o,果胞の長さ4〜5o,北・本
 ・九
 
コタヌキラン:やや高い山地の礫地や草地に生える多年草。
 全体にタヌキランより小形なことからの名があります。根茎は株立ちとなり,葉は幅
 3〜5oで裏面は粉白色,根元の葉は鞘となります。茎は3菱形で細く,先端に1〜
 2個の雄小穂を付け,その下に雌小穂を1〜2個付け,やや垂れます。果胞は長さ4
 〜6oの狭卵形,先は細くなり二つに深く裂け,刺条の毛が疎らに生えます。鱗片は
 果胞より長いです。柱頭は2個で果時にも残ります。
 花期は6〜7月,生育地は山地,北・本・九(屋久島)に分布/高山植物
 
コハリスゲ:高さ10〜20p,北〜九,山地〜亜高山の水湿の斜面
 
ゴンゲンスゲ:高さ15〜30p,苞の葉身は小穂より短いものが多い,北・本(中北部),
 深山林中/高山植物
 
ササノハスゲ:高さ20〜30p,本(近畿以西)・四,山地林内
 
サッポロスゲ:高さ30〜60p,雌小穂の長さ2〜3p,北・本(北部・新潟)
 
サツマスゲ:高さ40〜70p,本(関東南部以西)・四・九,林内,やや稀
 
サドスゲ:高さ30〜70p,雌小穂の長さ3〜5p,北・本(中北部・伯耆大山),谷川
 畔
 
サナギスゲ(ヒナスゲの変種):雌雄異株,小穂の上半が雄性・下半が雌性,本(関東
 〜近畿)・四・九,林内岩場
 
サヤスゲ:高さ20〜50p,雄小穂の長さ1〜2p,北・岩手(焼石岳)/高山植物
 
サヤマスゲ:高さ5〜10p,全体に赤味がありません,本(長野南部〜滋賀),山地林
 内,稀
 
サワヒメスゲ:高さ20〜40p,雌小穂の長さ5〜10o,本(近畿・中国)・四,山中林
 地や渓畔に近い斜面
 
シオクグ:高さ30〜50p,北〜琉,海水の出入りする泥地
 
シバスゲ:高さ10〜30p,小穂は淡黄褐色,北(稀)・本〜九,芝地など日当たりのよ
 い草丈の低い草原
 
シマタヌキラン(コタヌキランの変種):小穂は4〜7個が密接して付き太く長さ1.5〜
 2p,無柄,伊豆七島
 
ジュズスゲ:湿った林の縁などに多い30〜60pの多年草。
 大きな株となります。和名は果穂を数珠に見立てたものです。茎の先に雄小穂,側方
 に2〜5個の雌小穂を付けます。上部の雌小穂は雄小穂より長くなります。苞葉は茎
 より長く,果胞は乾くと黒くなります。
 花期は4〜6月,生育地は山野,日本全土に分布
 
シュミットスゲ(カブスゲに似る):高さ50〜70p,鞘は暗褐色で最下の苞は葉状,北,
 湿原
 
ショウジョウスゲ:高さ10〜50p,北〜九,山地〜高山/高山植物
 
ジョウロウスゲ:高さ40〜70p,北・本(関東以北),水湿地
 
シラコスゲ:高さ20〜50p,北〜九,丘陵地〜山間の湿地や流れの縁
 
シラスゲ:高さ50〜70p,北〜琉,平地〜丘陵地の林内
 
シロホンモンジスゲ(ニシノホンモンジスゲに似る):茎の基部の鞘は暗褐色が濃く頂
 小穂は淡色,対馬
 
ジングウスゲ(ヒメナキリスゲ):本(三宅島・紀伊半島・中国)・四・九,林内に稀
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