31c 食材の見分け方と美味しく保存する方法
 
△果物の食べ頃
 @すぐ食べるもの イチゴ・和ナシ・スイカ・リンゴ
 A追熟してから  メロン・洋ナシ・バナナ・キウイ・パイナップル
 
△納豆
 ○製造日から2、3日〜賞味期限ギリギリの頃が美味しい。
 
 
〈美味しく保存する方法〉
 
△魚の冷凍
 @生魚は脱水シートを用いると、赤い汁の流出を防げて、臭いも取れる。
 Aイカ・タコは生のまま冷凍する。
 Bカマス、サヨリ、カレイなどの淡泊な干物は1ケ月まで、脂ののったサンマ、イワ
  シ、旬のアジの干物は、2週間以内。
 
△貝類(アサリ・ハマグリ)の冷凍
 @殻つきのものは、砂抜きをして水気を切り、そのまま冷凍すると1ケ月は持つ。
 Aむき身のものは、海水程度の塩水でサッと振り洗いして、よく水気を切って冷凍す
  る。
 
△アサリ
 ○真水で洗って、冷蔵保存する(真水でも1〜2日は生きている)。
 
△シジミ
 @薄い塩水に半日浸けると、砂が抜けるだけでなく、アラニンと云う甘味成分が増え
  て美味しくなる。
 A砂抜き後、笊ザルに取って半日置くと、今度はコハク酸と云う旨味成分が増えて更に
  美味しくなる。
 
△野菜の保存
 @シイタケは裏返して(ヒダの胞子が落ちないようにして)冷蔵保存する。
 A野菜は葉を上に、根を下にして冷蔵保存する。
 Bダイコンやカブは葉を切り落とす。
 
△野菜の冷凍
 @ホウレンソウや小松菜などは、硬めに茹でて冷凍する。
 Aカボチャは加熱してから、下処理して冷凍する。
 Bパセリはそのまま生で冷凍する。
 
△野菜を長持ちさせる
 @リンゴから出るエチレンガスは、野菜や果物の熟成を促す働きがあるが、ジャガイ
  モに対しては熟成を進めると同時に発芽を押さえる働きがある。
 Aモヤシは水に浸けて保存するが、毎日水を取り替えやすいのがカップ焼きソバの容
  器である。
 Bダイコン、ハクサイは、新聞紙に包んでからビニール袋に入れて保存する。
 
△タマネギ
 @通気性のある冷暗所では1ケ月は持つ(冷蔵庫には入れない)。
 A使い残しのものは、微塵切りか千切りにして炒め、小分けして冷凍保存する。
 
△キャベツ
 ○芯の周りに包丁を差し込んでくり抜き、濡れたキッチンペーパーを詰める。更にポ
  リリ袋に入れて野菜室で冷蔵する。2、3日おきにキッチンペーパーを取り替える
  と、10日間は新鮮さを保つ。くり抜いた芯は味噌漬けや奈良漬に。
 
△ショウガ
 @乾燥や低温に弱い(カビが生えたりひからびる)。
 A長持ちさせるには、土の中に埋めておくか、濡れた新聞紙に包んで冷暗所に置く。
 
△キュウリ
 ○キュウリは乾燥と低温に弱いので、ポリ袋に入れて、ヘタを上にして立てて野菜室
  で冷蔵する。
 
△セロリ
 @買ったらすぐに葉と茎を切り離し、濡れ新聞紙で包んで野菜室で冷蔵する。
 A萎びたら根元を下にして、氷水に15分位浸ける。
 
△アスパラガス
 @鮮度が落ちやすいので、2、3日で食べましょう。
 A保存するときは、呼吸出来るように穂先を出して新聞紙で包み、野菜室で冷蔵する。
 
△モヤシ
 ○モヤシは痛みやすいので、残ったら密閉式のポリ袋に移し替え、水をひたひたに注
  いで冷蔵庫へ入れると、2、3日は持つ。
 
△青ジソ
 @ひからびた青ジソは、電子レンジ1分でカラカラにし、両手で揉んでパウダー状に
  して、空瓶に入れて保存する。
 A大量の青ジソは煮浸しにする。
 
△サトイモ
 @サトイモは低温にも乾燥にも弱く、保存はきかない。
 Aネットに入れて土の中で貯蔵するか、室温15℃の部屋で保存する。
 
△カボチャ
 @丸ごとのものは、新聞紙に包んで冷暗所に置くと、半年は持つ。
 Aカットされたものは、4、5日しか持たないので、ワタをきれいに取り除いて、乾
  燥しないようにラップし、野菜室で冷蔵する。
[次へ進んで下さい]